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「異国の女」
17日19時、チューリッヒ歌劇場でベッリーニのオペラ「異国の女」を観る。演出はクリストフ・ロイ、指揮はファビオ・ルイージ。

このオペラ、上演回数の比較的少ないベッリーニの作品の中でもより上演回数の少ない作品の部類に入るもので、その理由のひとつが、話が複雑すぎて、しかもロジカルでないので台本が弱いところにあると言われている。この「弱い」台本をいかに見せるかが現代演出家の腕の見せどころなのだが、いくらクリストフ・ロイといっても、今回ばかりは成功とは言いがたいのではないか。

今回の舞台設定をロイは劇場内のいわゆる劇中劇に置き換えた。その事はちっともおかしくなく、むしろ場面設定がコロコロ変わるこのオペラを書きわりや彩飾を施した斜幕で表現出来、しかも舞台下手に綱元が見えている(実際の綱元ではない)仕掛けとなっていて、場面転換の時はその綱元を引くと紗幕が上下するというもの。これ自体はなにもおかしくないのだけれど、劇中劇に仕立てたことでより話を複雑にしている感を否めない。まぁ、ロイのプロダクションは1回観たぐらいでは彼の意図するところは見えてこないかも知れないから、ここではこれ以上論評はするまい。

音楽面ではタイトルロールのアライデ役を演じたエディタ・グルベローヴァの圧勝だ!「エディタ最後の役」といわれている同役を完璧に自分のものにするのはもちろんのこと、圧倒的な存在感と歌唱は他の出演者を寄せ付けない、まさに圧巻の舞台だ!特にフィナーレの大カヴァレッタが凄まじかった。まさにエディタの面目躍如といった舞台となった。昨年の春先には珍しく少し弱気な面を見せていたエディタだが、なんのなんの、復調著しい今回の歌唱を聴けば、2015年のXデーの撤回は無論、2018年のデビュー50周年を舞台上で祝える(以前、どこかでのインタビューで「もしも神様が夢を叶えてくれると仰るなら、自身のデビュー50周年を舞台上で祝えたら!」と言っていた)のも現実味を帯びてきたと言わずにはいられないだろう。その他の歌手の力量や、オケの至らなさをカバーして余りある出来にチューリッヒの観客も惜しみなく盛大な拍手で応えていた。
| コンサートレビュー | 15:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | 昨年の記事
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