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欧州クラシック通信(2014.03.10.)

ジェラール・モルティエ死去

 




ザルツブルク音楽祭や、パリ・オペラ座の総監督を歴任したジェラール・モルティエが、8日、膵臓(すいぞう)がんのためブリュッセルの自宅で死去した。70歳だった。

 

モルティエは1943年、ベルギー・ゲント生まれ。地元のフランダース音楽祭の事務局から音楽界でのキャリアをスタートさせ、1973年から80年までデュッセルドルフ、ハンブルク、フランクフルト、パリの各歌劇場でクリストフ・フォン・ドホナーニやロルフ・リーバーマンなど名監督の薫陶を受け、オペラに関する様々な経験を積み、1981年には弱冠38歳の若さで母国のブリュッセルの王立モネ劇場総裁に就任、斬新な企画を次々に打ち出して話題を集め、伝統を誇りながら話題性に乏しかった同劇場を、任期10年の間に「ヨーロッパで最も革新的なポストモダンの殿堂」へと変容させる。その手腕が認められ、1991年、ヘルベルト・フォン・カラヤン亡き後のオーストリア・ザルツブルグ音楽祭に招かれて翌92年には総監督に就任、2002年まで10年間にわたって強力なリーダーシップで音楽祭を活性化させ、ヨーロッパ・オペラ界をリードしてきた。

 

退任後は、「ルール・トリエンナーレ」の総監督を経て、2004年からパリ国立オペラ総裁に就任、同オペラの第二黄金時代を築いている。パリでの任期は2009年に終わり、2009/10シーズンからはニューヨーク・シティ・オペラの支配人に、その後昨年9月までスペインのマドリードにあるテアトロ・レアル(王立劇場)の総裁を務めていたが、がんを患い即時退任していた。

 

彼は、リスクをいとわない舞台づくりと20世紀オペラへの強烈な熱意で知られており、また他ジャンルのアーティストを大胆に起用するなどして伝統的なオペラの風景を一新させ、「オペラ界の風雲児」として世界で名を知られ、欧州のオペラ劇場で30年にわたり前衛オペラ監督として活躍した。ベルリン芸術アカデミー会員や、アントワープ大学から名誉博士号、ベルギーとドイツから国民栄誉賞、フランス芸術文化勲章コマンドール章を贈られている。ベルギーのルエリオ・ディルポ首相は声明で、「わが国は先見性のある、寛大な人物を失った」と追悼を述べている。

 

文:三宅坂 幸太郎(音楽ジャ−ナリスト)

 

 

 

 
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