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長期連載シリ−ズ  世界のオペラハウス 第14回
 

長期連載シリ−ズ  世界のオペラハウス 第14回

 

第3章  栄光のミラノ・スカラ座

 




オペラの殿堂、ミラノ・スカラ座。世界中のオペラファンが巡礼に訪れ、あらゆる歌手たちが出演を夢見て憧れるオペラの聖地である。


ミラノへ行ったことがある人であれば必ず一度は通るであろう市内の中心に位置し、ミラノっ子たちの自慢の劇場となっている。


開場は今から約230年前の1778年。当時ミラノを支配していたハプスブルグ家のオーストリア帝国がサンタ・マリア・デッラ・スカラ教会の跡地に立てたので、この名前が付けられた。このスカラという名前は、ある女性に由来している。ヴェローナの貴族スカラ家のベアトリーチェ・デッラ・スカラというお姫様が、ミラノの支配者ヴィスコンティ一族(映画監督ルキノ・ヴィスコンティはこの一族の末裔)に嫁ぎ、彼女の名前の教会が作られた。イタリア語でスカラ(Scala)とは、はしごや階段という意味で、スカラ家の紋章もはしごの形をしていて、今もヴェローナ市内の至るところで見ることが出来る。






初演の演目は、モーツァルトを暗殺したというありがたくない汚名を着せられているアントニオ・サリエリの「認められたエウローパ」。スカラ座でも初演以来、上演されることはなかったが、2004年12月7日(ミランの守護聖人サンタンブロージュの日)に3年弱の大改築工事から再開場した際に同演目が上演され、サリエリを再評価する声が高まっている。

 

劇場の造りは典型的な馬蹄形で、鮮やかな金色とシックな赤で統一されたゴージャスな内装。天井からは豪華絢爛なシャンデリアが下がり、重厚感のある紅いビロードの緞帳も素晴らしい雰囲気を醸し出している。


客席は6層からなり、プラテア(平土間)の上に4層のパルコ(ボックス席)、そしてさらに2層のガレリア(天井桟敷)が重なっている。漆喰に秘密が隠されているという音響は抜群で、広い舞台の後ろからでも良く響く。






そしてスカラ座の名物といえば、ガレリアに陣取る厳しい観客であろう。パルマのレッジョ劇場と並び、世界一厳しい劇場として知られ、たとえビッグ・ネームのスター歌手でも、調子が悪ければブーイングの嵐となる。そして、どんなに素晴らしいアリアの後でもオーケストラの音が完全に消えるまでは拍手を許さない、というしきたりもこの劇場ならでは。


スカラ座の栄光に包まれた歴史は、初演された数々の名作でも分かる。19世紀に入ってからロッシーニ、ドニゼッティ、ベッリーニ等が数多くの作品を初演し、イタリアオペラ最大の巨人ヴェルディもデビュー作の「オベルト」や初期の「ナブッコ」から最晩年の「オテロ」「ファルスタッフ」まで、傑作群がスカラ座で初演された。その後の主な作品としてもジョルダーノの「アンドレア・シェニエ」、プッチーニの「蝶々夫人」や「トゥーランドット」などが挙げられ、まさにイタリアのオペラ史そのものである。 

 

 

 

 

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