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長期連載シリ−ズ  世界のオペラハウス 第15回

長期連載シリ−ズ  世界のオペラハウス 第15回

 

第4章  パリのオペラハウス(その1)

 

 

パリ国立オペラ座のふたつの劇場






花の都、そして芸術の都パリ。2008年7月、未だ来日だった最後の大物オペラハウスとして日本のオペラ・ファンが待ち焦がれていたパリ・オペラ座が来日した。決して一般的でない演目を持ってきたけれど、上演水準は一流のもので、さすがはという声が多かったのもうなづける。ここではパリ・オペラ座をはじめ、他の魅力的な劇場と一緒に一挙に紹介しよう。


まずパリと言えば、やはり国立のオペラ座。このパリ国立オペラ座は、2つの素晴らしいオペラハウスを持っている。ひとつは近代的なバスティーユ劇場。ミッテラン大統領がフランス革命200年を記念して“民衆のためのオペラハウスを”というスローガンで造られた劇場である。それも1789年7月14日にフランス革命が始まったバスティーユ牢獄があるその場所に!





ちょうど200年後の1989年7月14日に式典が行われ、翌1990年からオペラの上演が始まった。客席は2,700席を誇り、最新の舞台装置や音響設備を兼ね備え、外観は近代建設の粋を集め、一面ガラス張りのモダンな劇場。特にステージは世界最多の9面舞台を持っており、どんな演出も可能にしている。出来た当時は、パリの美観を損なうと非難轟々だったが、現在のバスティーユ劇場の近辺は、オペラハウスの完成以降、ファッショナブルな町として非常に賑わっている。開場当時は、オペラはバスティーユ、バレエはガルニエ宮ということだったが、現在では、バロック、モーツァルト等の規模の小さなオペラはガルニエ宮、そしてバスティーユでもバレエが上演される。ユーグ・ガルの定年退職を受け、2004年が総裁に就任したベルギー人のジェラール・モルティエは、ザルツブルク音楽祭の総監督として敏腕を振るってきた大物。若者にオペラをスローガンに、新機軸を打ち出し、新演出や新作オペラの上演等で評価が高かった。




 

もうひとつの国立オペラ座は、ガルニエ宮。パリの中心に位置し、劇場自体が美術館と呼べるような豪華絢爛なネオバロック様式による宮殿。世界一豪華で広大な敷地を持つ劇場である。世界最大級の床面積を誇り、世界で最も優雅で美しい劇場と言われている。


荘厳な正面玄関を入るとシャガールの天井画“夢の花束”を始め、広い大理石の階段と共に無数のシャンデリアや装飾が出迎える。そして、ヴェルサイユ宮殿の大広間のような豪華絢爛なホワイエ、壁には数多い絵画、床は贅を尽くしたモザイクとまさに夢の空間である。






14年もの工事を経て、1875年の1月に開場、長くヨーロッパのオペラシーンを飾ってきた。バスティーユが出来てから改修工事に入り、1996年には美しい内装が蘇った。当初バスティーユでオペラ、ガルニエでバレエという風に区分されていたが、モルティエが来てからは、バロック・オペラ等を中心にガルニエでもかなりのオペラが上演されている。客席は1,900席で、巨大空間にも関わらず音響はとても良い。そんなガルニエ宮なのだから、オペラを鑑賞せずとも見学に行く価値は充分なので、パリ観光の際はぜひ行こう!


もちろん、非常にレヴェルの高いオーケストラ、合唱団を抱え、特にバレエ団は世界トップクラスの実力と栄光の歴史を持っている。


そして、ガルニエ宮の地下水路には怪人が住んでおり、シャンデリアが落ちてこないように注意しなければならない。(ミュ−ジカル「オペラ座の怪人」の観すぎ?)

 

 

 

 
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