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長期連載シリ−ズ  世界のオペラハウス 第22回

長期連載シリ−ズ  世界のオペラハウス 第22回

 

第7章  ザルツブルクと音楽祭とオペラハウス(その3)

 




 

音楽祭は毎年7月下旬から8月末まで(今年は7月25日から8月30日まで)の約40日間の期間中に、演劇・オペラ・コンサートなど約150の公演で約20万人を超える観客を動員しており、現在も世界有数の大規模な音楽祭として開催されている。なお、日本では「ザルツブルク音楽祭」としているが、厳密には音楽分野と同等に演劇分野も行われており、正確には「ザルツブルク祝祭」と呼ぶのが正しい。



祝祭大劇場


 

音楽主会場は祝祭大劇場が、音楽祭創設40年の年である1960年にホルツマイスタ−の設計により完成した(だから今年が祝祭大劇場ができて50年目に当たる)。当初旧市街で大劇場を建築するための土地探しは難航したが、結局メンヒスベルクの岩盤を55,000m³ もくり抜いて建築された。ステージの大きさは世界最大級で、幅は100メートル、高さ32メ−トル、奥行きは25メートルもある。座席数2179席。カラヤン指揮の「ばらの騎士」で柿落としをした。オペラ・コンサ−トなどに使用している。入り口はホーフスタールガッセに面しており、モ−ツァルト・ハウスやフェルゼンライトシューレと並んでいる。




モ−ツァルト・ハウス



 

2006年に全面改装されたモ−ツァルト・ハウスは1925年にホルツマイスタ−により大司教の厩舎(冬の馬屋)を改装して完成。祝祭劇場として使用していた。1960年の現祝祭大劇場会場を機に改築され、1963年改築、以後祝祭小劇場として使用される。座席数1323席、立席60を有していたが、音響がよくないとの声が多数あったため、モ−ツァルト・イヤ−の2006年に再改築し、以後現在の名称となっている。現在の座席数1495席、立席85となっている。間口14mで、これはウィ−ン国立歌劇場と同じである。これは以前(戦前といってもいいのだが)、ウィ−ン国立歌劇場のプロダクションを夏にザルツブルクに持ってきて上演していたためで、戦後もそのようなプロダクションがあった(最近では2003年のコルンゴルドの「死の都」など)。



フェルゼンライトシュ−レ


 

17世紀はじめ大司教の厩舎(夏の馬屋)と馬術学校として建てられたものを1925年に改装してホ−ルとして使用しているフェルゼンライトシューレ(1493席)は、自然の岩山を背景にしている。現在舞台を取り囲んでいる三層に重なった96のアーチからなる岩盤は、馬術学校当時の観客席である。1933年にはクレメンス・ホルツァーによる「ファウスト」や1948年にはカラヤンがグルックの「オルフェオとエウリディーチェ」を上演するなど、伝説のプロダクションによりフェルゼンライトシューレは一躍有名になった。しかしながら、屋外の劇場であり残響は少なく音楽にはあまり適していなかったため、祝祭大劇場の新設、旧祝祭小劇場(現モ−ツァルト・ハウス)の改装後の1970年にホルツマイスターによる改修が行われ、40mの幅の舞台、舞台下に4mの空間が確保された。また懸案であった雨を防ぐための可動式の屋根が作られた。また、映画「サウンド・オブ・ミュ−ジック」の際に、トラップ一家の合唱コンク−ルの会場としてロケが行われた。




モ−ツァルテウム大ホ−ル


 

ほかにモーツァルテウム大ホール(807席、1914年完成、普段はモーツァルテウム管弦楽団ヤ、カメラ−タ・ザルツブルクの本拠地。大ホールの脇のホワイエを通って庭に出ると、ウィ−ンから移築されたモ−ツァルトが『魔笛』を作曲した作曲小屋や、有名なミラベル庭園の景色を楽しむことが出来る)。演劇は州立劇場(732席、1893年完成)。それに創始者のひとりホフマンスタ−ルの「イェ−ダ−マン」を上演するド−ム広場(仮設の会場)などがある。「本当に芸術的良心にかなったオペラ上演の唯一のチャンスを提供しているのがザルツブルクである」とカラヤンが言っているとおり、現在もその精神が受け継がれている。オペラではモーツァルトの「フィガロ」が最も上演回数の多く、シュトラウスの「ばらの騎士」が2番目に多い演目である。

 

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