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クラシック専門 音楽マネジメント
2010.07.31 Saturday
キーシンのリサイタル
30日、21時(!)より祝祭大劇場でエフゲニー・キーシンのピアノリサイタルを聴く。曲目は前半がショパンで、まずはノクターンを3曲(ヘ短調op.55-1、ト長調op.37-2、ホ長調op.62-2)と、マズルカを8曲(嬰ヘ短調op.6-1、ホ長調op.6-3、イ短調op.7-2、ハ長調op.68-1、ヘ短調op.7-3、嬰ハ短調op.41-1、変イ長調op.50-2、そしてロ長調op.17-1)
後半は代わってシューマンの作品から、幻想曲ハ長調op.17と、トッカータハ長調op.7の2曲。 キーシンはこのところ幾分芸風が変わって来ているように感じるのだが、以前にも増して巨匠としてのた風格が一段と感じさせるようで、頼もしい。特にそれを顕著に感じさせたのがシューマンの幻想曲で、スケールの非常に大きな演奏に共感を覚えた。アンコールにシューマン/リストの「献呈」、ショパンのノクターンとワルツを演奏。終演は23時15分だった。 2010.07.31 Saturday
再びミュンヘンへ
31日、今日やっと晴れたザルツブルク、天気の指標とも言うべきウンタースベルク山もほとんど姿を現し(昨日は影も形も見えなかった!)、青く清みわたった空だ。
今日はこれから再びミュンヘンへ。お昼前にミュンヘンに着き、ミーティングの後、バイエルン州立歌劇場で、ワーグナーの歌劇「タンホイザーを」観てからザルツブルクに戻るという日程。これもザルツブルク-ミュンヘン間が1時間半という立地のなせる技で、7月後半はミュンヘン・オペラ・フェスティバルとザルツブルク音楽祭を組み合わせたりすることが可能だ!ちなみにミュンヘン・オペラ・フェスティバルは、この日が最終日。以前はこの日にワーグナーの「マイスタージンガー」を恒例として上演していたが、近年は他の演目を出している。 今日は長い1日になりそうだ。 2010.07.30 Friday
アルゲリッチの室内楽
29日、19時30分よりモーツァルテウム大ホールで、アルゲリッチと仲間たちによる室内楽演奏会を聴く。
毎年スイスのルガーノで行われている音楽祭の引っ越し公演といった感じで、アルゲリッチを中心に演奏している。曲目は5曲。まず前半はドビュッシーのチェロソナタ(マイスキー&アルゲリッチ)、シューマンのヴァイオリンソナタ(レゴキー&アルゲリッチ)、ショスタコーヴィチのピアノトリオ第2番(カプソン兄弟&アルゲリッチ)。休憩をはさみ後半はまずシューマンのピアノとチェロのためのアダージョとアレグロ(ゴーディエ・カプソン&アルゲリッチ)、そしてシューマンのピアノ五重奏曲である。 豪華な出演者が次々に登場しての演奏に場内も沸いたのだが…ここからは趣味の違いというのか、はたまた見解の相違とでもいうのか、いずれにしても(私にとって)どうも割りきれない一夜だった。 2010.07.30 Friday
カメラータ・ザルツブルク演奏会
28日、20時よりモーツァルト劇場(旧祝祭小劇場)でフィリップ・ヘルヴェッへ指揮/カメラータ・ザルツブルクの演奏会を聴く。曲目はシューマンの交響曲第1番「春」と第3番「ライン」、それにショパンのピアノ協奏曲第1番の3曲。
この演奏会は今年生誕200年を迎えるショパンとシューマンの連続演奏会として、シューマン:交響曲全曲(全4曲)&ショパン:ピアノ協奏曲全曲(全2曲)を2回にわたり演奏すると言うもので、しかもショパンのピアノ協奏曲のソリストにイーヴォ・ポゴレリッチが登場するというから、今年のザルツブルク音楽祭の前半の目玉のひとつとして注目が高かった。 しかしながら予定されていたポゴレリッチが直前になって出演をキャンセルするという事態が発生!音楽祭当局の必死の代役探しでとりあえず28日の第1回目の公演には小菅 優が代役に登場し、曲目もショパンのピアノ協奏曲第2番に変更するということとなった。 小菅は準備が不充分ななか、楽譜を置きながらの演奏ではあるものの、小気味良くエレガントな演奏で、演奏終了後会場から熱狂的な拍手に迎えられ公演は大成功。鳴り止まない拍手に応えてアンコールを2曲も演奏した。 シューマンの交響曲はオリジナルの響きを強調していて、部分的には興味深いのだが、直前にマーラー編曲版のものを聴いたからだろうか、果たしてこのような古楽的なアプローチがシューマン以降の作品に当てはまるのかは甚だ疑問だ。 2010.07.29 Thursday
ポゴレリッチがキャンセル
ザルツブルク音楽祭の前半の目玉のひとつである、ヘルヴェッへ指揮/カメラータ・ザルツブルクのシューマン:交響曲全曲(全4曲)&ショパン:ピアノ協奏曲全曲(全2曲)の連続演奏会(全2回)にソリストとして予定されていたピアニストのイーヴォ・ポゴレリッチがキャンセルし、28日の第1回目の公演には小菅 優が代役に登場した。
小菅は演奏終了後、会場から熱狂的な拍手に迎えられ公演は大成功し、聴衆のアンコールに応えて2曲演奏した。 2010.07.29 Thursday
バレンボイム/ ウィーンフィル
27日、20時より祝祭大劇場で、ダニエル・バレンボイムの指揮とピアノ、ウィーンフィルの演奏会を聴く。
この公演は今年が祝祭大劇場の開場50周年にあたり、その記念として行われた祝祭コンサートである。曲目は、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番と、ブーレーズの「ノタシオン」、そしてブルックナーの「テ・デウム」の3曲。 前半は比較的小編成なので、舞台とオーケストラ・ピットの間の防火壁を閉めての演奏。今まで聴いた中でも音の伝わり具合が良いのに驚く。 さすがに後半は大編成だからそうはいかないが、それにしても舞台狭しと置かれている楽器(特に打楽器)と、指揮者の譜面台の大きいのに驚かされる。 演奏はさして強烈なインパクトがあるわけではないが、このコンビらしくしっかりとした音楽を作り出して及第点。しかしひとつだけ。ノタシオンの後に、いくら打楽器が多いとはいえ15分近くをかけ て転換するのは如何なものか。もっともこの事態は曲目発表の時点で解っていたことではあるが…。 このコンサート、オーストリア放送協会(ORF)の中継が入っていたから、後日、日本の皆さんもご覧になれるかも知れない。 2010.07.27 Tuesday
ザルツブルクへ
27日、昨日はオペラを取り止めにしたので、気分のいい朝を迎えました。
今日はこれからミュンヘンを立ち、汽車でザルツブルクです。約1時間半の旅です。 ミュンヘンとは土曜日に日帰りで参りますが、いつもお世話になっているホテルとはお別れ。皆さんと挨拶をして立ちました。 2010.07.27 Tuesday
あまりに疲れすぎているため
今日のミーティングは、今の私には多すぎました。あまりに疲れすぎているため、今夜のオペラはやめにして、ホテルでゆっくりすることにしました。
明日はミュンヘンを離れ、ザルツブルクに移動します。 2010.07.26 Monday
ミーティング
今日から本格的に仕事開始です。とはいえ、ミュンヘンは今日だけの滞在ですから、ハードな1日です。先ずは10時に1件目、そのあと12時に2件目、引き続き3件目、最後は17時半にもう1件こなしたあと、19時からバイエルン州立歌劇場でモーツァルトの歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」を観る予定ですが、果たして夕方にそんな元気が残っているでしょうか? 2010.07.26 Monday
ローエングリン
25日、18時よりナツィオナル劇場(バイエルン州立歌劇場)でワーグナーの歌劇「ローエングリン」を観る。指揮はバイエルン州立歌劇場音楽監督のケント・ナガノ、演出はリチャード・ジョーンズ。来年秋に行われるバイエルン州立歌劇場の日本公演の演目のひとつでもあるので期待して観た。
このプロダクション、エルザは妄想に生きる女ではなく、堅実な女性として描かれている。なぜなら彼女には計画性を持って行動していて、はじめは来るべき新郎との愛の巣を自ら建設しているが、まわりは誰も相手にしない。白鳥の騎士が現れてからはそれも急ピッチになり、その騎士がテルラムントとの決闘に勝つと、一気に建築会社に発注といった具合。第2幕では、はじめ内装を整えていたが、大聖堂の場面では上棟して、日本風なら餅まきしてお祝いするところ。と見事に読み替え成功だ。 こういった発想が出来ること自体が、ある意味素晴らしいと思う。コテコテのワーグナーファンにはどう思われるか解らないが、少なくとも私には興味深いプロダクションであった。 歌手も総じて好調。特にオルトルート役のマイヤーは、前回聴いた時が不調だったので、今日の歌唱が聴けてひと安心。 終演後、劇場関係者数名と会食。もう1件飲みに行って、ホテルに帰ったのは午前3時過ぎだった。
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