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クラシック専門 音楽マネジメント
2012.06.30 Saturday
おいしいクラシック
30日、14時から大阪のザ・シンフォニーホールで「おいしいクラシック」なるコンサートに出掛けた。普段はこの手のいわゆる「企画もの」には行かないのだけれども、このコンサートに関しては3つの興味があったので出掛けることにした次第。 まず第一は、この日の指揮者が川瀬賢太郎だったこと。彼の噂は数年前からいろいろ聞いていて、彼のマネジメントからもぜひ一度聴いてみてくれと言われていながら、これまでチャンスに恵まれなかったのが正直なところ。やっと川瀬の演奏が聴けることになる。 次に、ソリストに今売り出し中の新鋭ソプラノ、上村智恵が登場することだ。これが最大の決め手になったのは間違いない。彼女は、昨年5月の関西二期会公演、プッチーニ「つばめ」で主人公のマグダ役を聴いてからというもの彼女の歌に虜になってしまい、昨秋の関西二期会公演、モーツァルトの「フィガロの結婚」にも押しかけて行ったほどだ。今回はオペラアリアを歌ってくれるので、彼女の歌声だけを堪能できる貴重な機会だ! 3番目の興味は、シンフォニーホールの企画のなかでも、結構な集客力を誇っているもので、単なる「企画もの」の枠を越えた何かがあるに違いないという期待を込めての「敵情視察」といったところだろうか。 コンサートは約2時間半、盛会のうちに終わり、帰りに本日の公演の冠スポンサーである551蓬莱さん(関西では圧倒的人気を誇る中華レストランで、関西ではここの豚まんがお土産の定番という、ちょうど名古屋の「世界の山ちゃん」みたい?)から、豚まんを蒸すのに使うスチーマーを来場者にプレゼントがあり、いただいて帰った。今回の出張帰りに551蓬莱の豚まんを買って帰ろうかなぁ。 2012.06.29 Friday
ドイツ敗戦の弁から受けた2年後への熱き想い
ドイツ敗戦の弁から受けた2年後への熱き想い
試合後、ヨアヒム・レーヴ監督は、チームが悲嘆に暮れていることを認めている。「ロッカールームでは、涙が流れている。誰も一言も発しないほど静まりかえっている。本当に失望している。しかし、チームはこの大会で見事なパフォーマンスをした。」と。イタリア戦では守備のミスがあったことを認めているが、それでもチームに対する気持ちは変わらない。「相手のゴールは、こちらのミスからだった。しかし後半にはチームは素晴らしい気持ちを見せてくれた。2点のビハインドでハーフタイムになり、流れを変えるのはとても難しい状況だった。」
グループリーグB組第1戦のドイツとの戦いを前に、ポルトガルのキャプテン、クリスティアーノ・ロナウドが言い放った言葉が今になって心に残る。「力がある方が勝つとは限らないのがサッカーだ!」
2012.06.29 Friday
チェリビダッケ・ブルックナー・ボックス(3DVD+2CD)
チェリビダッケ・ブルックナー・ボックス(3DVD+2CD)
ブルックナー:交響曲第6番イ長調 WAB106 収録時期:1991年11月26日〜30日 収録場所:ミュンヘン、ガスタイク・フィルハーモニー Disc2(DVD) ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 WAB107 収録時期:1990年10月18日 収録場所:東京、サントリーホール Disc3(DVD) ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 WAB108 収録時期:1990年10月20日 収録場所:東京、サントリーホール Disc4&5(CD) ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調 WAB104『ロマンティック』 収録時期:1989年2月5日&6日 収録場所:ウィーン、ムジークフェラインザール 収録方式:デジタル録音(ライヴ) ミュンヘン・フィルハ−モニ−管弦楽団 セルジゥ・チェリビダッケ(指揮) 【DVD仕様】 画面:COLOR、NTSC、ワイド(16:9) 音声:リニアPCM/STEREO 記録方式:片面2層 収録方式:HDVS&デジタル録音(ライヴ) ソニ−クラシカル DVD(3枚組+CD2枚付 限定盤) 88691952709 オ−プンプライス チェリビダッケ生誕100年記念リリース! チェリビダッケ・ブルックナー・ボックス(3DVD+2CD)ついに発売 あの伝説の日本公演ライヴでの第7番と第8番、ミュンヘンでの第6番の映像! 幻だったウィーン・ムジークフェラインでの「ロマンティック」の完全未発表ライヴ音源CDも! 今年(2012年)生誕100年を迎えるルーマニア出身の巨匠指揮者セルジゥ・チェリビダッケ(1912-1996)。1979年、67歳で首席指揮者に就任したミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団を、長時間の徹底した厳しいリハーサルでドイツ随一のオケに育成し、極遅のテンポによって作品の細部と構造を浮かび上がらせる演奏によって、同フィルを世界でも屈指の存在に押し上げることに成功している。また「録音物は自分の演奏を正しく伝えるものではない」という独自の信念のもと、録音行為そのものを嫌悪し、それゆえにレコード録音をしない「幻の指揮者」として知られており、当時は特にドイツと日本で高い人気を得ていた。「禅」の世界に精通するなど、日本文化の奥深さや熱心な聴衆を特に愛していたチェリビダッケは、1977年の読売日本交響楽団への客演以降、7回来日を果たした。 チェリビダッケがその晩年にもっとも頻繁に取り上げたのがブルックナーの交響曲。日本を含む世界各地への演奏旅行でも必ずブルックナーの交響曲をプログラムに入れることで、チェリビダッケ&ミュンヘン・フィル=ブルックナーの名を不可分のものとしたのだった。1980年代後半から映像制作に積極的に乗り出していたソニー・クラシカルは、このコンビによるブルックナーの主要交響曲を映像収録してソフト化するプロジェクトを立ち上げ、録音を忌避していたチェリビダッケを説得し、1990年10月の日本公演に際して交響曲第7番と第8番を、1991年11月に地元ミュンヘンで第6番を収録。これらはいずれもかつてレ−ザ−ディスクで発売されて話題となり、1993年にソニー・クラシカルから発売され、1996年の再発売以降は長らく廃盤となり、入手困難な状況が続いていたのが、このたび待望の初DVD化。チェリビダッケがミュンヘン・フィルの首席指揮者に就任してからすでに10年以上が経っていたこの時期はまさにこのコンビの絶頂期にあたり、細部まで指揮者の意志が浸透し、緻密に磨き抜かれた究極の演奏が可能となった。その最上の成果を刻み込んだこれらの演奏は、収録から20年以上経った今もなお「世紀の名演」「音楽の世界遺産」と称するにふさわしいものであろう。 交響曲第6番は、1991年11月下旬にミュンヘンのガスタイクで行われた4回の演奏会で収録されたもので、これはチェリビダッケがこの交響曲を取り上げた生涯唯一の機会であったという。それゆえにEMIからも同時期の演奏会でのライヴが後年正規盤としてCD化されており、録音データによると、ソニー・クラシカルの映像は、4日間連続で行われた演奏会から編集され、EMI盤は4日間のうち初日を除く3日間の演奏から編集されている。大作第5番と第7番に挟まれ、高原を渡る涼しい風を思わせるこの美しい交響曲から、スケール雄大な響きを引き出しているのはさすがチェリビダッケ。テンポはチェリビダッケのブルックナーとしてはそれほど遅めのテンポをとっているわけではないが、それでも22分をかけた第2楽章での第3主題の哀切な響きは他のどの演奏からも聴けない。チェリビダッケの精密な指揮ぶりと燃焼温度の高い白熱した演奏をありのままに伝えてくれている。収録にあたってのビデオ・ディレクターはロドニー・グリーンバーグ、オーディオ・プロデュサーは元DGの名プロデューサーで、ピアニストとしても知られるコード・ガーベン。
さらに今回のボックス化のもうひとつの大きな目玉は、チェリビダッケ&ミュンヘン・フィルがウィーンに遠征した際、ムジークフェラインザールでライヴ録音された交響曲第4番の未発表音源がCDとして収録されていること。今回が初登場となるこの交響曲第4番の音源は、これまでどんな形でも発売されたことのないもので、まさしく幻の未発表録音となっていた。1989年2月、ウィーン・ムジークフェラインザールでの演奏会をソニー・クラシカルが収録したもので、生前からその存在は知られながら、これまで未発表だった幻のライヴ録音。チェリビダッケ&ミュンヘン・フィルは、4ヶ月前の1988年10月にも交響曲第4番をライヴ録音しているが(EMIから発売)、残響が短めなミュンヘンのガスタイクであった。ここでは演奏会場が音響抜群のウィーンのムジークフェラインザールであることが注目で、これはおそらく残響の豊かなムジークフェラインの音響効果を考慮してのテンポ配分なのか、はたまたこの1年8ヶ月後の来日公演では、オーチャードホールでもサントリーホールでもウィ−ンよりももう少し遅いテンポになっていたので、残響だけが原因ではなく、解釈の拡大化も影響しているのではないかとも思われるが、いずれにしても30分を超える巨大な造形によるフィナーレでは、極遅のコーダで管のコラールを支えるチェリビダッケ独特の弦の刻みに施されたアクセントが響き渡るのかが聴きもの。収録担当はトリトヌスの名コンビ、シュテファン・シェルマンとアンドレアス・ノイブロンナー。 なお今回のDVD化にあたっては、ベルリンの「b-sharpスタジオ」で映像・音声のマスタリングとオーサリングが実施されており、以前発売していたレ−ザ−ディスクに較べて大幅なクオリティの向上が図られているということ。「b-sharpスタジオ」は、ホロヴィッツのDVD化や、グレン・グールドのCBC映像のDVD化も手掛けているほか、CDでもグールドのバッハ・ボックスなど数多くのアルバムでの音質向上に成功しているので、今回も、LDでは若干こもり気味だった音質が大幅に改善されていると思われる。 2012.06.29 Friday
無念、無念、まさに無念!
無念、無念、まさに無念!
前半早々にはドイツにチャンスもあったが、そこで得点を挙げられず、前半20分にイタリアに先制を許すと、36分にドイツのコ−ナ−キックのこぼれ球を拾ったイタリアが前線にロングボ−ルを供給、それをバロテッリがゴ−ルし、この日2得点目。ドイツは後半にクロ−ゼ、ロイス、さらにミュラ−を投入し、状況打開を図ったが、うまく機能せず、後半ロスタイムにPKによる得点を挙げるものの、そのままタイムアップとなった。 今日はドイツの左サイド、とくにDFのラ−ムの攻撃参加をイタリアが完全に封じることに成功、それが普段のドイツの攻撃スタイルを発揮させなかったといえる。これでドイツの公式連連勝記録は15でストップ。また対イタリア公式戦の戦績も4敗4分けとなり、ドイツ自国開催の2006年ワールドカップ準決勝での借りを返すことは叶わなかった。 2002年のワ−ルドカップでの準優勝、2006年のワ−ルドカップでの3位、2008年のEUROでの準優勝、2010年のワ−ルドカップでの3位と、あと1歩のところまで行きながら、頂点を戴けないドイツ代表、まさに無念としか言いようがない。 決勝は7月1日20時45分に、スペイン対イタリアの試合がウクライナの首都、キエフで行われる。 Danke für alles, Nationalmannschaft !! 2012.06.28 Thursday
雑誌『音楽の友』最新号に特別付録
雑誌『音楽の友』最新号に特別付録
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「音楽の友」7月号特別付録『オントモ・トートバッグ』好評発売中! 『コンサート・ゴアーのためのオントモ・トートバッグ』 音楽の友 2012年7月号 特別定価:1350円(本体1286円+税) 好評発売中! 2012.06.28 Thursday
EURO2012の準々決勝 ドイツ全土が熱狂!
EURO2012の準々決勝 ドイツ全土が熱狂!
2012.06.28 Thursday
『決戦』は金曜日(ただし現地は木曜日)
『決戦』は金曜日(ただし現地は木曜日)
しかしながら、唯一の不安材料を挙げるとするなら、わがドイツ代表は公式戦でイタリアに勝ったことがないのだ。通算成績では両者はこれまで30回対戦し、イタリアがドイツの倍の勝ち数を挙げている。過去の対戦成績はドイツの7勝9分け14敗、34得点45失点。公式戦に限ると、ドイツの成績はさらに悪くなり、3敗4分けと勝ちがない。イタリアは1995年6月、チューリヒで行われた親善試合に0対2で敗れて以来、ドイツには負けていない。さらにイタリアのGKジャンルイジ・ブッフォンはドイツ戦に4回出場し、許したゴールはわずか2本しかないというのだ。 ドイツは、自国開催の2006年ワールドカップでも準決勝でイタリアに敗れており、今回の対戦は過去の借りを返すといったところか。ドイツは現在、ウルグアイに勝利した2010年のワールドカップでの3位決定戦を皮切りに、公式戦15連勝で世界記録を更新中なのだ。またEUROでも3度の優勝歴を持つドイツはこれまで準決勝にも6度出場、1回を除くすべてで決勝進出を果たしている。
一方のイタリアはEUROで1968年大会で優勝しているものの、これまで3回準決勝に出場して2勝1敗。ただし、この3戦で1ゴールも挙げていないという数字も残っている。 とにかく、『決戦は金曜日』だ。ただし、何度も言うようだが、現地時間では木曜日の夜なのだが・・・。 2012.06.28 Thursday
欧州クラシック通信(2012.06.28.)
ナイーヴがフランチェスコ・ピエモンテージと契約
ピエモンテージは、イタリア語圏スイスの生まれで、2007年にエリザベート王妃コンクールに第3位入賞している。 文:三宅坂 幸太郎(音楽ジャ−ナリスト) 2012.06.28 Thursday
EURO2012 決勝の一翼決まる
EURO2012 決勝の一翼決まる
2012.06.27 Wednesday
ブルックナー交響曲第5番 ハイティンク&バイエルン放送響
ブルックナー交響曲第5番 ハイティンク&バイエルン放送響
バイエルン放送交響楽団 ベルナルト・ハイティンク(指揮) 録音時期:2010年2月12日 録音場所:ミュンヘン、フィルハーモニー 録音方式:デジタル(ライヴ) 独・BRクラシック SACDハイブリット 900109 オ−プンプライス ブルックナー交響曲第5番 ライヴ! ハイティンクの指揮で相性の良いバイエルン放送響との爆演 ハイティンクがバイエルン放送交響楽団を指揮し、ブルックナー交響曲第5番を演奏したコンサートのライヴ録音が登場。ハイティンクとバイエルン放送響は、実演では何度も共演しているが、録音はオペラの録音のほか、ブラ−ムスの合唱曲集くらいで、なぜかこれまで交響曲や交響詩といった大きなオケ作品の録音が無かったので、今回のブルックナー第5番という超弩級作品の登場は非常に歓迎されるところ。マーラーの交響曲と並ぶ2枚看板として、ハイティンクの指揮者人生を支えてきたブルックナーの交響曲。さすがに録音も数が多く、若き日にコンセルトヘボウ管を指揮しての全集盤をはじめ、ウィーン・フィルとの第3、4、5、8番、コンセルトヘボウ管との第7、8、9番という一連のセッションでの再録音のほか、数々のライヴ盤が登場し、いずれも高評価を得ている。 今回のライヴ盤は、2010年2月にミュンヘンのフィルハーモニー・ガスタイクでの録音。端正な表現のなかに、ブルックナーの音楽を過不足なく伝えた秀演で、職人ハイティンクとバイエルン放送響だから美しい響きがするなんてことは容易に想像できることなのだが、想像をはるかに超えた素晴らしさ!恐らく私が知る中で最も美しく鳴り響いているブルックナーで、こんなに美しい余韻は初体験だ。 ここにはブルックナーの音楽に必要な全てがあり、過不足がない。金管が融合した音はまさにオルガンを意図した響き。オーケストラがまるでひとつの楽器であるかのように響きわたり、溶け合っていく。まさにブルックナーの理想の音響だ。冒頭から「これだ!」と聞き惚れてしまった。ブルックナーが意図したであろう教会の中に響き渡る音の大伽藍が出現し、音符の一つ一つはまばゆい光を放ち、この名演の白眉を飾っている。最後のティンパ二を決然と叩かせて終曲の大見得を切る。この曲のベストを競う名演と言ってよいと思う。もちろん、強奏だけでなく弱音もしっかり音が鳴っており、最後まで音の洪水にどっぷり浸ることができる。バイエルン放送響はまた何という魅力的で透き通るように美しい音楽を奏でることか! ハイティンクの長い音楽家人生が、今円熟の高みを迎えつつあることが実感させられる感動的な演奏である。バイエルン放送響もまたブルックナーの音楽への確信を持ってリードするマエストロに全面的な信頼を寄せていることがよく伝わって、熱気も帯びた素晴らしい演奏となっている。まさに、記念碑的な名演奏であるといってよいだろう。
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