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欧州クラシック通信(2014.09.26.)

クリストファー・ホグウッドが死去

 




イギリスの指揮者、古楽演奏者のクリストファー・ホグウッドが24日、病気のため、英中部ケンブリッジの自宅で死去した。73歳だった。今年の春までは、指揮者として元気に活躍されており、今年11月には来日公演もおこなう予定だったが、7月になって病気療養のために来日中止が発表され、心配されていた矢先のことだった。

 

1941910日にイギリスのノッティンガム生まれ。ケンブリッジ大学で古典学を学んだ後、専攻を音楽に変更し、やがてプラハに留学してカレル大学で研究を行い、ラファエル・プヤーナやグスタフ・レオンハルトらにチェンバロ演奏を学んだ。26歳のときにデイヴィッド・マンロウとともにロンドン古楽コンソートを創設、その間、マリナーのアカデミー室内管弦楽団でもチェンバロ奏者・楽譜編集・校訂者として活躍、やがて1973年には、自身のアンサンブル「エンシェント室内管弦楽団」を結成した。

 

同管でバッハ、ヘンデルの宗教曲やモーツァルトのオペラ、ベートーベンの交響曲などを歴史的奏法で演奏し、作品に新たな光を当てた。80年代以降はモダン・オーケストラを指揮し欧米で広く活躍、音楽学者としても優れた著作を発表し、高い評価を得、また各地のさまざまなオーケストラを指揮する一方、新たなレパートリーにもどんどん挑戦して意欲的な活動を展開していた。日本にもファンが多い。

 

文:三宅坂 幸太郎(音楽ジャ−ナリスト)

 

 

 
| 欧州クラシック通信 | 11:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | 昨年の記事
欧州クラシック通信(2014.09.20.)

ヴァンスカがアイスランド響の首席客演指揮者に

                  




オスモ・ヴァンスカが、アイスランド響の首席客演指揮者に任命された。アイスランド響はレイキャヴィックを本拠とし、1950年にアイスランド政府と国立放送の補助により設立した。現在の首席指揮者は、イスラエル人のイラン・ヴォルコフである。

 

文:三宅坂 幸太郎(音楽ジャ−ナリスト)

 

 

 
| 欧州クラシック通信 | 10:22 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
欧州クラシック通信(2014.09.15.)

カタリーナ・ワーグナーがバイロイト音楽祭との契約を延長

 




カタリーナ・ワーグナーのバイロイト音楽祭における総監督の契約が、現在の2015年から20年まで延長されるという。カタリーナは、異母姉妹のエヴァ・ワーグナー=パスキエと同職にあるが、後者は今年2月、契約を延長しない意向を発表していた。カタリーナの契約内容はほぼ従来通りのもので、ドイツ連邦、バイエルン州、バイロイト市、音楽祭友の会からなる役員会により承認されたという。

 

文:三宅坂 幸太郎(音楽ジャ−ナリスト)

 

 

 
| 欧州クラシック通信 | 07:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | 昨年の記事
欧州クラシック通信(2014.09.12.)

デンマーク国立室内管が解散の危機!?

 



とんでもないニュースがまた舞い込んできた。デンマーク国立室内管弦楽団を保有しているデンマーク放送は、コスト削減のため来年1月1日付けでオーケストラの解雇を発表した。
もちろんオ−ケストラ側は指をくわえて観ているつもりは毛頭なくて、早くも解雇反対の署名を集めている。

 

このデンマーク国立室内管には、アダム・フィッシャ−が15年ほど前から首席指揮者を務めている。

 

文:三宅坂 幸太郎(音楽ジャ−ナリスト)

 

 

 
| 欧州クラシック通信 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | 昨年の記事
欧州クラシック通信(2014.09.10.)

ノセダがトリノ王立劇場音楽監督を辞任

 




ジャナンドレア・ノセダが、トリノ王立劇場の音楽監督契約を延長しないことを発表した。背景は、インテンダントのヴァルテル・ヴェルニャーノとの確執だという。ノセダは、新しいインテンダントが着任しない限り、今後一切トリノに客演しないことを宣言している。彼はヴェルニャーノが(上演の質が急激に上がっているにもかかわらず)劇場の国際的名声を高める策を講じていないことに不満を漏らしているという。

 

それに対してヴェルニャーノは、ノセダの批判が理解できないと反論。彼はイタリアのプレスに対して、「自分は国際的なツアーや同種のプランに反対したことはない。しかし、劇場の経済面を優先しなければならない側面がある」と語っている。

 

オーケストラはノセダを支持していて、「マエストロ・ノセダとの今までの成果を考えると、彼には是非トリノに留まって欲しい」という声明を出している。またトリノ市長もノセダと支配人の間を取り持つ意向を示していて、なんとかノセダに引き続き留まってもらいたいらしい。「二人の性格は異なるけれど、決して協力できない間柄ではない」とトリノ市長は辞任撤回を期待しているという。

 

文:三宅坂 幸太郎(音楽ジャ−ナリスト)

 

 

 
| 欧州クラシック通信 | 10:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | 昨年の記事
欧州クラシック通信(2014.09.09.)

コンセルトヘボウ管が財政難?

 




ヨ−ロッパ音楽界に動揺が走っている。一部メディアによると、オランダの名門オ−ケストラ、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が財政難に陥っているという。

 

コンセルトヘボウ管は2013年の赤字が86万ユ−ロ(約1億2000万円)の負債を抱えているという。既にチケット代の値上げをしているのだが、今後は更なるチケット代の値上げ(それも限界があると思うのだが・・・)や、民間からの寄付や補助金などで解消に努めなければならないが、最悪の場合、楽団員の給与カットもあり得るというのだ。

 

以前はレコ−ドビジネスから得られる副収入も相当であったと思われるが、近年は衰退の一途で、今やメジャー録音がほとんどない状態で、同管も自前でレーベルを立ち上げているが、それもなかなか難しい状態だし、リ−マン・ショック以降の経済状態が追い打ちをかけたというところだろう。

 

くわえてヤンソンスの退任問題も状況をより深刻化させたといえるだろう。スタ−指揮者を失う同管にもはや『魅力』はないと言ったところだろうか?一部では「このまま行けばこのオケは2016年を迎えることはできない」とまで言っている。

 

文:三宅坂 幸太郎(音楽ジャ−ナリスト)

 

 

 
| 欧州クラシック通信 | 22:37 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
欧州クラシック通信(2014.09.08.)

ザンクト・マルガレ−テ・オペラフェスティバルが破産

 

夏の間ドイツやオーストリアなどでは音楽祭がたくさん開かれる。ウイーンからも遠くないザンクト・マルガレ−テでも7月中旬から1ヶ月以上にわたってオペラフェスティバルが開かれていた。今年の演目は「アイーダ」だったけれど、最終公演の翌日の月曜日に管財人が破産の手続きを行ったという。

 

ザンクト・マルガレ−テはブルゲンランド州にあり、州都アイゼンシュタットとノイジートラー湖の中間に位置する。ここにはローマの遺跡があり、ここを舞台に野外オペラを上演していた。ウイーンからもバスが運行され、観光客を当てにしたオペラ祭だったけれど、企画会社が9百万ユーロの負債を抱えて倒産ということになった。

 

しかしながら、もともとオペラフェスティバルが成功するような場所ではないという声が以前からあったのも事実だ。ブルゲンランド州はオーストリアの中でも最も人口が少なく、州都のアイゼンシュタットでも2万人程度しかいない。だから1ヶ月もの間何度もオペラを上演しても、地元の人は何度も聴きに来るわけもなく、だからと言ってウイーンからの観光客を当てにするにはちょっと遠すぎるし、アイゼンシュタットと夏の湖上オペラで有名なメルビッシュの中間では知名度が落ちる。根本的に考えて、20キロも離れていない3つの街で、それぞれ別に音楽祭やオペラフェスティバルをやる必要があるのか疑問だ。

 

文:三宅坂 幸太郎(音楽ジャ−ナリスト)

 

 

 
| 欧州クラシック通信 | 10:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
欧州クラシック通信(2014.09.06.)

やっぱり『伏魔殿』、ウェルザー=メストがウィ−ン国立歌劇場を去る

 




ザルツブルク音楽祭も終わり、いよいよ新シ−ズンが9月3日から始まったばかりのウィ−ン国立歌劇場で、大騒動が持ち上がっている。同歌劇場音楽総監督である
フランツ・ウェルザー=メストが5日、同職務と今シーズンの指揮および新プロダクションのすべてをキャンセルする旨の辞表をインテンダントのドミニク・マイヤ−に送った、と発表したからだ。

 

理由は明かされていないが、ウェルザー=メストとマイヤ−との間にはかねてより、「芸術に関する問題で見解の相違」があることを明かしており、そのことが直接的な原因となった可能性がある。

 




インテンダントのドミニク・マイヤ−は同日、以下のようなステートメントを電子メ−ルと同歌劇場のウェブサイトに発表している。

 

「本日午前ウェルザー=メストから、音楽総監督としての義務を破棄すると通告し、今シーズンのすべての指揮をキャンセルするという内容の手紙を受け取り大変残念に思っている。フランツ・ウェルザー=メストについては芸術家および指揮者としてたいへん評価しているので、これはもちろん大きな損失であり、このようなことになってしまい個人的にもとても残念だ。私の心配と第一の課題は、シュターツオーパーの今シーズンに彼が指揮することになっていた演目、2つのプレミエ「リゴレット」と「エレクトラ」を含む34公演の指揮者をできるだけ早急に見つけることである。」

 




文:三宅坂 幸太郎(音楽ジャ−ナリスト)

 

 

 
| 欧州クラシック通信 | 15:50 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
欧州クラシック通信(2014.09.05.)

パーヴォ・ヤルヴィ、パリ管弦楽団との契約を更新せず

 




パーヴォ・ヤルヴィが2016年夏で切れるパリ管弦楽団音楽監督の契約を更新しないと発表した。しかもその発表方法が、TwitterおよびFacebook上で行ったこと。昔は既存メディアの記事で情報を知り、つい最近まではオーケストラやマネージメントの公式ウェブサイトを通じて知ったこの種の人事情報が、今や本人発信(パ−ヴォ自身が発信したかはわからないが)のSNSで知れ渡るという、なんとも「今風な」ものであった。

 

余談ながら、Facebookページでは、2015年秋よりNHK交響楽団の首席指揮者に就任して、新たな門出を迎えることも言い添えられている。

 

文:三宅坂 幸太郎(音楽ジャ−ナリスト)

 

 

 
| 欧州クラシック通信 | 10:28 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
欧州クラシック通信(2014.09.03.)

ベルリン・ムジークフェストが開幕

 




9月2日から22日までの日程で、ベルリン・ムジークフェストが開催されている。2005年にベルリン芸術週間が改名してスタートしたこのフェスティヴァルは、今年で10年目を迎え、ベルリン・フィルハーモニーを舞台に31回の催しを開催する。

 

客演オーケストラは、ベルリン・フィル、ベルリン・シュターツカペレ、ベルリン放送響、ベルリン・ドイツ響、コンツェルトハウス管の在ベルリン団体のほか、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ドレスデン・シュターツカペレ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ミュンヘン・フィル、ロンドン響、クリーヴランド管、マーラー・チェンバー・オーケストラと豪華絢爛。指揮者も、サー・サイモン・ラトル、グスターボ・ドゥダメル、ダニエル・バレンボイム、マリス・ヤンソンス、クリスティアン・ティーレマン、フランツ・ヴェルザー=メスト、ジョン・エリオット・ガーディナー、ダニエル・ハーディングと多士済々なラインナップだ。

 

文:三宅坂 幸太郎(音楽ジャ−ナリスト)

 

 

 
| 欧州クラシック通信 | 11:42 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | 昨年の記事