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フランクの交響曲ニ短調ほか ジュリーニ&ウィーン・フィル

フランクの交響曲ニ短調ほか ジュリーニ&ウィーン・フィル

 




フランク:

交響曲ニ短調

交響的変奏曲

 

ポール・クロスリー(ピアノ)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)

 

録音時期:1993

録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール

録音方式:デジタル(交響曲:ライヴ)

 

ソニ− CD SICC271 1,250

 

 

フランクの名曲がジュリーニ&ウィーン・フィルで聴ける

 

フランクの唯一の交響曲であるニ短調は、ジュリーニが非常に愛していた作品で、1958年(フィルハーモニア管弦楽団)、1986年(ベルリン・フィル)、そして1993年ウィーン・フィルとの本作と、3度にわたって録音している。このジュリーニ&ウィーン・フィルによる演奏は、晩年のジュリーニならではの重量感あふれる表現、そしてウィーン・フィルの豊麗な音色とが一体になった極めて濃密なフランクで、畢生の名作を味わい豊かに再現している。

 

しかしながら、この評は実演に接しているから言えるもので、本ディスクを聴いてだけの評ではない、私は晩年のジュリーニの演奏には感銘を受けるものが多く、彼の大ファンのひとりであり、もはや来日しなくなった彼の演奏を聴きに足しげく欧州に行ったものだった。そしてこの演奏会をウィーン・フィルの本拠地、ムジークフェラインで聴いたひとりでもあるが、公演後の聴衆の熱狂がこの録音からは感じられない。それは多分に録音チ−ムに原因があるように思えてならない。この演奏のように、じっくりした音楽の運びは晩年のジュリーニの真骨頂だったので、極めて残念な結果だ。

 

ただし、カップリング曲は好条件だ。カップリングはフランクをはじめとするフランスものに名演を聴かせてきたイギリスの名手、ポール・クロスリーを迎えた『交響的変奏曲』。この演奏はとても良い。特筆すべき出来である。こちらも陰影に富んだオーケストラ・パートに支えられた、透明な音色が聴きもので、クロスリーの素晴らしさを再確認させられた演奏だ。

 

 

 

 
| CD・DVDレビュ− | 19:23 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | 昨年の記事
交響曲全集 アバド&ウィーン・フィル(5CD)

交響曲全集 アバド&ウィーン・フィル(5CD




Disk1

ベートーヴェン:

交響曲第1番ハ長調作品21

19881月、ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)

交響曲第6番ヘ長調作品68『田園』

19869月、ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)

Disk2

交響曲第2番ニ長調作品36

19872月、ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)

交響曲第7番イ長調作品92

19872月、ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)

Disk3

交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』

19855月、ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)

交響曲第8番ヘ長調作品93

19872月、ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)

Disk4

交響曲第4番変ロ長調作品60

19885月、ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)

交響曲第5番ハ短調作品67『運命』

198710月、ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)

Disk5

交響曲第9番ニ短調作品125『合唱』

ガブリエラ・ベニャチコヴァー(S)

マリアナ・リポヴシェク(Ms)

イェスタ・ヴィンベルイ(T)

ヘルマン・プライ(Br)

ウィーン国立歌劇場合唱団

ヴァルター・ハーゲン=グロール(合唱指揮)

19865月、ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)

 

以上、

ウィ−ン・フィルハ−モニ−管弦楽団

クラウディオ・アバド(指揮)

ドイツグラモフォン CD 4761914(5枚組 輸入盤) オ−プンプライス

 

アバド&ウィーン・フィルのベートーヴェン:交響曲全集

先日亡くなったアバドとウィ−ン・フィルによる1回目のベ−ト−ヴェン全集。1980年代なかば、まだまだ元気だったアバドが、ウィーン・フィルを指揮してつくりあげた充実したベートーヴェン全集で、当時1986年秋からウィ−ン国立歌劇場音楽監督への就任が決まっていたこともあり、実質的に「ウィ−ン・フィルの常任指揮者」的待遇で活動をしており、この交響曲全集も当時は鳴り物入りでの企画として大々的に報道されたものであった。ついでに1987年春にサントリ−ホ−ルのオ−プニングシリ−ズのフィナ−レを飾り、このコンビによる全曲ツィクルスがあったことは、懐かしい思い出である(昨年秋、奇しくもウィ−ン・フィルによるベ−ト−ヴェン・ツィクルスが、ティ−レマンの指揮により行われた)。

抜群の音響を誇るウィーンのムジークフェライン大ホールでレコーディングしたため、ウィーン・フィルの豊かな響きがよく生かされており、細部まで非常に美しい仕上がりをみせているのがポイント。録音の良さ、ウィーンフィルの合奏能力の高さ、そして何よりも音色の美しさは疑問の余地が無い。ウィーン・フィルがアバドの下、能力全開で明るく純度の高い調べを引き出している。

 

 

 

 

| CD・DVDレビュ− | 18:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | 昨年の記事
ドゥダメル&BPOのツァラトゥストラ

ドゥダメル&BPOのツァラトゥストラ

 




R.
シュトラウス:

交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』 op.30

交響詩『ドン・ファン』 op.20

交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』 op.28

 

ベルリン・フィルハ−モニ−管弦楽団

グスタ−ボ・ドゥダメル(指揮)

 

録音時期:2012428日(ツァラトゥストラ)、20132

録音場所:ベルリン、フィルハーモニー

録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

 

ユニバ−サルミュ−ジック(ドイツ・グラモフォン) SHM-CD  UCCG1632 2,600

 

 

21世紀の『ツァラトゥストラ』登場!

100年にひとりの天才指揮者ドゥダメルのベルリン・フィルとの初レコーディング!

 

弱冠32歳!今、世界で最も旬で多忙といわれる、現代最高の若きカリスマ指揮者、ドゥダメルの最新録音は、いよいよベルリン・フィルとの共演によるR.シュトラウスの名作3曲がライヴ盤としてリリ−ス。ドゥダメルは、ベルリン・フィルの次期首席指揮者の最有力候補として、すでにネットや新聞、音楽雑誌で話題の指揮者となっており、いま最もホットな指揮者と言える。

 




昨年(2013年)はベルリン・フィルの、本拠地のホール、フィルハーモニーがオ−プンして50年の年であり、その独特の形状から『カラヤン・サ−カス』とも言われたフィルハ−モニ−での、しかも昨年はベルリン・フィルのドイツ・グラモフォン(DG)へのレコーディング100周年であり、彼らの2大アニヴア−サリ−をドゥダメルの録音で、というドイツ・グラモフォンの並々ならぬ意欲の表れが感じられる。

 

そういえば、このディスクがドゥダメルの記念すべきベルリン・フィルとの初レコーディングというのは本当に驚きだ。加えてベルリン・フィルにとって『ツァラトゥストラはかく語りき』の録音は、21世紀初(前回の録音は1996年のショルティ盤)となるのだそうだ。若き天才、ドゥダメルとベルリン・フィルの圧倒的な息をのむような演奏についつい酔いしれてしまうのは私だけだろうか。ベルリン・フィルにとっても『ツァラトゥストラ』の決定盤になること必至の1枚!今年は、R.シュトラウスの生誕150年、R.シュトラウス・アニヴァーサリーの本命盤の登場という観点からも重要な1枚である。

 

 

 

 
| CD・DVDレビュ− | 15:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | 昨年の記事
ピアノ協奏曲全集 グルダ、シュタイン&ウィーン・フィル(3CD)

ピアノ協奏曲全集 グルダ、シュタイン&ウィーン・フィル(3CD)

 




CD1

ピアノ協奏曲第1番ハ長調作品15

1970年ステレオ録音

ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調op.57『熱情』

1958年ステレオ録音

ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調op.78『テレーゼ』

1958年ステレオ録音

 

CD2

ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品19

1971年ステレオ録音

ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品37

1970年ステレオ録音

 

CD3

ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58

1971年ステレオ録音

ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73『皇帝』

1970年ステレオ録音

 

フリ−ドリヒ・グルダ(ピアノ)

ウィ−ン・フィルハ−モニ−管弦楽団

ホルスト・シュタイン(指揮)

 

録音場所:ウィーン、ゾフィエンザール

録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

 

デッカ CD 4801191(3枚組 輸入盤) オ−プンプライス

 

 




グルダ&シュタイン/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集(3CD)

 

1970&71年のステレオ録音。ちょうどベ−ト−ヴェンの生誕200年の前後であり、ウィ−ン・フィルは、ベ−ムとの交響曲全集(ドイツグラモフォン)に乗り出した頃であった。一方デッカではシュミット=イッセルシュテットとの同曲全集を完成させた直後ということもあり、このピアノ協奏曲全集はちょうどそんな時に企画されたものであった。

 

グルダのピアノ、シュタイン指揮/ウィ−ン・フィルの魅力もさることながら、このセットの聴きどころはなんと言ってもベーゼンドルファーの音色にある。グルダの生き生きと弾むような鮮やかなタッチのグルダのベーゼンドルファーが見事な味わいを醸し出しており、不思議な推進力に溢れた演奏である。もちろん、グルダの演奏も秀逸で、まるで珠をころがすような美しさ、まろやかでやさしくて、時に毅然としている。ただただこの音たちと圧倒的な演奏に身をゆだねていたい、そう願わずにいられない。ある意味このピアノは天国的である。

 

ウィーンに生まれ同地で音楽を学んだグルダは、若い頃からクラシックとジャズを混合したプログラムでリサイタルを行うなど個性的な活動を繰り広げ、鬼才の名を欲しいままにした名ピアニスト。多彩な演奏スタイルを身につけたアーティストであったが、明快なタッチによる求心性と精神的なゆとりが同居しているここでのベートーヴェンの演奏は、最高級の評価をしていい。

 

シュタインのタクトによるウィーン・フィルの豊潤な伴奏もまた素晴らしい。古き良き、昔のウィーン・フィルならではの、重厚で、スケールも大きく豪快ながらも美しい響きによって独特の雰囲気を醸し出す名盤中の名盤。若き日のベートーヴェンの意気込みが伝わってくるというもの。デッカによる録音も40年以上も前のものとは思えない程クリアで、音が生々しく迫ってくるもので、ぜひとも多くの方に聴いて頂きたい演奏だ。おまけに『熱情』と『テレーゼ』が収録されているのも嬉しいところ。

 

 

 

 

 
| CD・DVDレビュ− | 21:48 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | 昨年の記事
R.シュトラウス:『ナクソス島のアリアドネ』

R.シュトラウス:『ナクソス島のアリアドネ』

 

R.シュトラウス:歌劇『ナクソス島のアリアドネ』全曲

ルネ・フレミング(ソプラノ:アリアドネ、プリマドンナ)

ソフィ−・コッシュ(メゾ・ソプラノ:作曲家)

アイケ・ヴィルム・シュルテ(バリトン:音楽教師)

ロバ−ト・ディ−ン・スミス(テノール:バッカス、テノール歌手)

ジェ−ン・ア−チボルト(ソプラノ:ツェルビネッタ)

ルネ・コロ(テノール:執事長)

クリスティアン・バウムゲルテル(テノール:舞踏教師)

ニコライ・ボルチェフ(バリトン:道化)

ケネス・ロバートソン(テノール:スカラムッチョ)

スティーヴン・ヒュームズ(バス:トルファルディン)

ケヴィン・コナーズ(テノール:ブリゲッラ)

ミヒャエル・ヴェントウ(テノール:士官)

ダヴィド・イェルサレム(バス:かつら師)

ローマン・グリュブナー(バリトン:召使)

クリスティーナ・ランドシャーマー(ソプラノ:ナイヤード)

レイチェル・フレンケル(メゾ・ソプラノ:ドリヤード)

レネケ・ルイテン(ソプラノ:エコー)

 

シュターツカペレ・ドレスデン

クリスティアン・ティ−レマン(指揮)

 

演出・装置・照明:フィリップ・アルロー

衣裳:アンドレア・ウーマン

振付:アン=マリー・グロス

映像演出:ブライアン・ラージ

 

収録時期:2012

収録場所:バーデン・バーデン祝祭劇場(ライヴ)

 

画面:カラー、16:9HD

音声:PCMステレオ、DTS-HD Master Audio 5.1

 



【ブル−レイ】

デッカ 0743810(輸入盤) オ−プンプライス

 



【DVD】

デッカ 0743809(輸入盤) オ−プンプライス

 

 

R.シュトラウス:『ナクソス島のアリアドネ』全曲

ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン

 

『ナクソス島のアリアドネ』は、オペラ制作のドタバタと、出来上がったオペラの劇中劇という二重構造を持つユニークな作品。2012年のバーデン・バーデン祝祭劇場で上演されたこの舞台では、コロラトゥーラ・ソプラノの難所で知られるツェルビネッタ役に話題のジェーン・アーチボルド、作曲家役にソフィー・コッシュ、アリアドネとプリマドンナ役にルネ・フレミング、バッカスとテノール歌手役にロバート・ディーン・スミスという国際的なキャスティングがおこなわれ、執事役には大ベテランのルネ・コロが起用されている。

 

オーケストラがシュターツカペレ・ドレスデンというのも大きな魅力で、ティーレマンの入念な指揮のもと、よく弾むノリの良さから抒情的・感傷的な表情の美しさまで独自の芳醇なサウンドで舞台を彩っている。ティーレマンの指揮に関しては、文句なしの素晴らしさ。彼にはやや不向きな曲かと思ったが、喜劇的な場面もそつなくこなしているし、最後の盛り上げは見事の一語に尽きる。

 

しかし、全体としてはどうも気勢の上がらない上演なのだ。第一の「戦犯」は面白く見せようと工夫を凝らしてはいるものの、根本的には救いがたく凡庸な演出。演出・装置・照明は、フランス生まれでバイロイトやパリ・オペラ座などで活躍中のフィリップ・アルローが担当しているのだが、オペラの本筋をどうしてちゃんと表現しないのか、疑問ばかりが残る演出。

 

歌手陣も主役級で水準以上なのは、コッシュの作曲家だけ。フレミングはもはや衰えが痛々しい。崩れかかった歌のフォルムを維持するために歌詞が犠牲になっていて、何を歌っているのか判然としない。アーチボルトは技術的な切れ味に不足はないが、さして魅力なく、可もなし不可もなしのツェルビネッタ。最近の同役を歌う歌手はダニエラ・ファリーにしても何かを感じさせる(プロロ−グで作曲家に「そう」感じさせたから、彼は『アリアドネ』という作品を創造したのに)ものがない。ディーン・スミスは歌はともかくどう見てもただの中年オジサン。(演出の責任でもあるが)「若い神」としてのオ−ラを感じさせない。あまりに指揮とオケの演奏が良いだけに後味の悪い上演になったことが残念だ。

 

 

 

 
| CD・DVDレビュ− | 03:04 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | 昨年の記事
サラ・チャン&サヴァリッシュ リヒャルト・シュトラウス:ヴァイオリン協奏曲ほか(限定盤)

サラ・チャン&サヴァリッシュ 
リヒャルト・シュトラウス:ヴァイオリン協奏曲ほか(限定盤)

 



R.
シュトラウス:

ヴァイオリン協奏曲ニ短調 op.8

ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調 op.18

 

サラ・チャン(ヴァイオリン)

バイエルン放送交響楽団

ウォルフガング・サヴァリッシュ(指揮&ピアノ)

 

録音時期:1999

録音方式:ステレオ(デジタル)

 

ユニバ−サルミュ−ジック(EMI) CD TOCE16182(限定盤) 999

 

 

EMIクラシックス名盤999シリーズ第2期(限定盤)

サラ・チャン/リヒャルト・シュトラウス:ヴァイオリン協奏曲

 

あまりCDでは登場しないR.シュトラウスのヴァイオリン協奏曲をサラ・チャンのヴァイオリンと、シュトラウスの権威ともいえるサヴァリッシュによるディスク。R.シュトラウスのヴァイオリン協奏曲はなかなかの名曲だと思うのだが、いかんせん発売されているCDは少ないのでこの盤の存在は極めて貴重だ。シュトラウス生誕150年の今年にぜひ再評価されたい曲のひとつだ。

 

サラ・チャンは12歳の時にサヴァリッシュとこの作品で共演し、協奏曲の新しい世界を知ったというほど、彼女にとっては十八番の曲。年齢を超越した円熟味のある演奏だ。演奏はじっくりと聴かせてくれているし、録音も美しいものなのだ。

 

 

 

 
| CD・DVDレビュ− | 17:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
50年前の伝説の『フィデリオ』全曲 ベルリン・ドイツ・オペラ

50年前の伝説の『フィデリオ』全曲 
ベルリン・ドイツ・オペラ

 




ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』全曲

レオノーレ:クリスタ・ル−トヴィヒ(ソプラノ)

フロレスタン:ジェイムズ・キング(テノール)

ドン・ピッツァロ:ウァルタ−・ベリ−(バス・バリトン)

ロッコ:ヨ−ゼフ・グラインドル(バス)

ドン・フェルナンド:ウィリアム・ドゥーリー(バス)

マルツェリーネ:リサ・オットー(ソプラノ)

ヤキーノ:マルティン・ヴァンティン(テノール)、他

 

演出:グスタフ・ルドルフ・ゼルナー

装置、衣装:ヴィルヘルム・ラインキング

ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団

アルトゥ−ル・ロ−タ−(指揮)

 

収録時期:19634

収録場所:ベルリン・ドイツ・オペラ(ライヴ)

 

収録時間:124

画面:モノクロ、4:3  NTSC  Region All

音声:PCMモノラル

字幕:独、英、仏、西、伊、韓、日

 

アルトハウス DVD 101597(輸入盤) オ−プンプライス

 

 

ベルリン・ドイツ・オペラの歴史的名演

ベートーヴェン:『フィデリオ』

ルートヴィヒ、キング、ローター指揮 日本語字幕付き

 

1912年11月7日、ベルリン市立歌劇場として『フィデリオ』でオープン(音楽監督:イグナーツ・ワーグハルター)し、以降、たびたび名称を変更し、またブルーノ・ワルター、アルトゥール・ローターを始め、数多くの大指揮者を監督とし、その歴史を紡いできた旧西ベルリン唯一の歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ。

 

1943年には空襲で建物が破壊されるも1961年に再建され、その際にはフリッチャイの『ドン・ジョヴァンニ』でこけら落としが行われ、この模様は映像(ARTHAUS101574に収録)でも観ることができる。ここでは創立50周年を記念する公演として、また我が国のオペラ史に燦然と輝く初の本格的引越公演としても上演された『フィデリオ』である。

 

1963年10月に東京日比谷に落成した日生劇場のこけら落とし公演では、指揮者はカール・ベームで、初日にはドン・フェルナンドにフィッシャー=ディースカウが出演するという豪華版だったが、この映像は、その年春の公演のライヴである。来日時のほぼ同じキャスト、スタッフが名を連ねている。ただし指揮者はベームではなく、アルトゥール・ローターだ。

 

ローターは空白期間はあるものの、1934年からずっとこの歌劇場に関与し、多くの演奏を行ってきた人で、彼の指揮はベームに比べるとさすがに生ぬるいが、手堅さが取り得の演奏。歌手にはすでに国際的名声を得ていたクリスタ・ルートヴィヒ、メトロポリタン歌劇場で名を馳せていたジェームズ・キング、当時33歳の新鋭ヴァルター・ベリー、そしてバイロイトを中心に活躍していたヨーゼフ・グラインドルと、当時最高の「ドイツ・オペラの歌い手」が集結した理想的なキャストが揃っていて、いずれも歌の巧さを超えたキャラクターの把握ということで見事な成果をあげている。合唱も初来日時の批評にあるとおり、圧倒的な迫力で、特筆すべきものがある。なお「レオノーレ」序曲第3番は演奏されていない。

 

演出はグスタフ・ルドルフ・ゼルナー。彼は当時この歌劇場のインテンダントだった人で、映像を観ると、奥行きの知れない暗黒の世界に簡素な小道具を置いた象徴的な舞台であり、それだけに第2幕の明るい最後の場面が生きている。今でこそ珍しくない手法ではあるが、当時の日本のオペラ界に大きな衝撃を与えた事件だったことは今なお強く記憶に焼きついている。映像はモノクロ、録音はモノーラルで、日本語字幕あり。

 

 

 

 
| CD・DVDレビュ− | 15:02 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
サヴァリッシュ/チェコ・フィルとの未発表ライヴ・ボックス

サヴァリッシュ/チェコ・フィルとの未発表ライヴ・ボックス

 




Disc1

1. モーツァルト:交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』

2. モーツァルト:アダージョ ホ長調 K.261

3. モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550

 

ヨゼフ・スーク(ヴァイオリン:2

録音時期:1980620

録音場所:プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール

 

Disc2

ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 op.21

録音時期:197064

録音場所:プラハ市庁舎、スメタナ・ホール

ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 op.68『田園』

録音時期:19751016

録音場所:プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール

 

Disc3

メンデルスゾーン:交響曲第2番変ロ長調 op.52『讃歌』

 

ヤナ・ヨナーショヴァー(ソプラノ)

レナーテ・フランク=ライネッケ(ソプラノ)

ヴォイテフ・シュレンケル(テノール)

チェコ・フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:ヨゼフ・ヴェセルカ)

録音時期:19751023

録音場所:プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール

 

Disc4

1. ヤナーチェク:グラゴル・ミサ

2. マルティヌー:戦場のミサ H.279

 

アナベル・バーナード(ソプラノ)

ヴィエラ・ソウクポヴァー(コントラルト)

イヴォ・ジーデク(テノール)

インドジフ・インドラーク(バリトン)

エドゥアルド・ハケン(バス)

ミラン・シュレフタ(オルガン:1

チェコ・フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:ヨゼフ・ヴェセルカ)

録音時期:1972121

録音場所:プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール

 

Disc5

ドヴォルザーク:序曲『自然の王国で』 op.91

録音時期:1972121

録音場所:プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール

 

マルティヌー:交響曲第4 H.305

録音時期:19751016

録音場所:プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール

 

ペトル・エベン:プラハ・ノクチュルヌ〜ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの思い出に

録音時期:1987917,18

録音場所:プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール

 

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

ウォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)

 

録音方式:ステレオ(ライヴ)

 

スプラフォン CD SU4140(輸入盤 5枚組) オ−プンプライス

 

 




『プラハのウォルフガング・サヴァリッシュ』

サヴァリッシュ追悼企画盤〜チェコ・フィルとの未発表ライヴ集

 

今年2月に惜しくも亡くなった、ミュンヘンに生まれたドイツの名指揮者ウォルフガング・サヴァリッシュ(1923-2013)の追悼企画盤。というより、発売時期がサヴァリッシュの誕生日(8月26日が彼の誕生日)ごろなので、生誕90年記念盤と言えるのではないか。

SUPRAPHON”よりリリースされる今回のボックスは、よくある既出タイトルの寄せ集めとは違い、レーベルと太いパイプを持つチェコ放送のアーカイヴに保存されていたライヴ音源の数々をたっぷりとCD5枚分に復刻するという、大注目の内容となっている。

 

1957年に当時最年少の33歳という若さでバイロイト音楽祭にデビューを果たしたサヴァリッシュだが、その生涯を通じてもっとも重要な業績のひとつに、生まれ故郷での20年にも及ぶバイエルン州立歌劇場音楽監督(1971-92)の活動が挙げられる。ちょうどこの時期は、サヴァリッシュがチェコ・フィルにひんぱんに登場してひときわ高い人気を博していた時期でもあり、サヴァリッシュがチェコ・フィルを指揮した“SUPRAPHON”屈指の名録音、ドヴォルザークの2大宗教曲「レクィエム」、「スターバト・マーテル」のアルバムに結実している。

 

当時のサヴァリッシュとチェコ・フィルとの良好な関係をよく伝える本セットは、収録内容も魅力的で、巨匠の看板プログラムとして有名なモーツァルト、メンデルスゾーンをはじめ、やはり好んで取り上げていたドヴォルザーク、ヤナーチェク、マルティヌーといった楽団ゆかりのスラヴ系の作品から構成されており、おそらくほとんどすべてが初出というのも見逃せないところだ。

 

 

 

 
| CD・DVDレビュ− | 11:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | 昨年の記事
ワ−グナ−管弦楽曲集 ティーレマン&ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団(2004年 ウィーン・ムジークフェライン・ライヴ)(2CD)

ワ−グナ−管弦楽曲集 
ティーレマン&ベルリン・ドイツ・オペラ管
(2004年 ウィーン・ムジークフェライン・ライヴ)(2CD)

 




ワーグナー

Disc1

『リエンツィ』序曲

『ローエングリン』第1幕への前奏曲

『タンホイザー』序曲

『神々の黄昏』〜ジークフリートのラインへの旅

『神々の黄昏』〜ジークフリートの葬送行進曲

 

CD2

『パルジファル』より聖金曜日の不思議

『トリスタンとイゾルデ』第1幕への前奏曲

『トリスタンとイゾルデ』イゾルデの愛の死

『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲

 

ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団

クリスティアン・ティーレマン(指揮)

 

録音時期:20041128

録音場所:ウィーン、ムジークフェライン大ホール

録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

 

オルフェオ CD ORFEO879132(2枚組 輸入盤) オ−プンプライス

 

 

ワーグナー・アニヴァーサリー・イヤ−の決定盤登場!

ワーグナー:管弦楽曲集

ティーレマン&ベルリン・ドイツ・オペラ管

2004年ウィーン・ムジークフェラインにおけるライヴ

 




ベルリン・ドイツ・オペラのシェフとして、多くのワ−グナ−作品を取り上げ、2000年に『ニュルンベルクのマイスタージンガー』を指揮してバイロイト音楽祭へのデビューを果たしたクリスティアン・ティーレマンは、一貫して同音楽祭との結びつきを強め、2006年から5年連続で『ニーベルングの指環』の指揮を任される快挙を成し遂げたのに並行して、かねて親密な関係にあるウィーン国立歌劇場とは、2003年に『トリスタンとイゾルデ』の新演出上演や、2005年には『パルシファル』を、2008年には『ニュルンベルクのマイスタージンガー』を、そして2011年には満を持して『ニーベルングの指環』の公演などを成功に導いていることからも知られるように、これからの世代を代表するワーグナー指揮者としての実績を着実に積み上げてきた。そもそも、1991年にティーレマンがベルリン・ドイツ・オペラにデビューを果たした折のプログラムも『ローエングリン』だったのだから。

 

こうした実演での状況を反映して、ティーレマンはワーグナー作品について、すでにかなりの点数のCDアルバムや映像ソフトを発表しているが、このたびORFEOより登場するアルバムは、2004年にティーレマンがベルリン・ドイツ・オペラ管を指揮して、ウィーンのムジークフェラインでおこなったオール・ワーグナー・プログラムのコンサートの模様をライヴ収録したもの。この年のウィ−ン客演では、前日に『ワルキュ−レ』第1幕を演奏していて、筆者は両日とも聴いた公演である。

ティーレマンにとって、1997年よりこの年まで音楽総監督を務めたベルリン・ドイツ・オペラ管との顔合わせは、まさしく手兵との集大成的な意味合いもあったはずだし、じっさい、得意の演目で自信を持って臨んだティーレマンもここでの演奏内容にはたいへん満足していたから、本CDの出来栄えには満足いくものだろう。このときのティ−レマンの演奏が格別に素晴らしく、演奏後のカ−テンコ−ルも凄まじかったと記憶している。このころからウィ−ンの聴衆はティ−レマンに心酔し始めたのかもしれない。

 

ティーレマンはこれより7年前の1997年4月に、フィラデルフィア管を指揮して『マイスタージンガー』第1幕前奏曲、『ローエングリン』第1幕前奏曲&第3幕前奏曲、『パルジファル』第1幕前奏曲&聖金曜日の不思議、『トリスタンとイゾルデ』前奏曲と愛の死をセッション録音していたほか、2002年にはウィーン・フィルを指揮して『リエンツィ』序曲をライヴ録音していたので、そちらとの聴き比べもまた興味深いところ。

 

 

 

 
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ヴェルディ『レクィエム』 バレンボイム&スカラ座

ヴェルディ『レクィエム』 バレンボイム&スカラ座

 

ヴェルディ:レクィエム

 

アニヤ・ハルテロス(ソプラノ)

エリ−ナ・ガランチャ(メゾ・ソプラノ)

ヨナス・カウフマン(テノール)

ルネ・パ−ペ(バリトン)

ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団

ダエル・バレンボイム(指揮)

 

収録時期:20128

収録場所:ミラノ、スカラ座(ライヴ)

 




BD仕様】

画面:カラー、16:91080i High Definition

音声:PCM StereoDTS-HD Master Audio 5.1

 

デッカ 0743808(輸入盤) オ−プンプライス

 




DVD仕様】

画面:カラー、16:9

音声:PCM StereoDTS 5.1

NTSC

 

デッカ 0743807(輸入盤) オ−プンプライス

 

 

ヴェルディ生誕200年 スカラ座での記念公演ライヴ映像!

豪華ソリスト陣と音楽監督バレンボイム指揮

 

ヴェルディ生誕200年&ミラノ・スカラ座来日記念盤として登場した超豪華『レクイエム』だ。ミラノ・スカラ座にとって特別な意味を持つヴェルディ生誕200年シーズンの開幕直前に演奏されたヴェルディのレクィエムのライヴ映像。記念公演にふさわしく、アニヤ・ハルテロス、エリーナ・ガランチャ、ヨナス・カウフマン、ルネ・パーぺという人気・実力ともに絶好調の歌手陣(イタリア人がひとりもいないというのが少々寂しいところでもある)が集められている。

 

バレンボイムとスカラ座によるヴェルディのレクィエムといえば、2009年におこなわれた来日公演での見事な演奏が話題になったのが記憶に新しいところだが、その3年後の演奏である今回の映像は、両者の関係がさらに深いものとなっており、集まった超満員の聴衆を魅了。その大きな成果を披露するかのように、スカラ座公演の後、同じチームで、ルツェルン、ザルツブルク、ベルリンでも再演がおこなわれ、高い評価を得ていたことからも想像できよう。

 




演奏は美麗。バレンボイムならではの重みのある楽曲解釈(イタリア的かどうか、という議論もあるだろうが)、テンポの運び方など一級品の構成である。スカラ座のオケと合唱もよくこれに応えている。スカラ座管弦楽団と合唱団の力強さはさすがだ。透明感とは異なる独特の硬質感が全編にわたって感じられ、ヴェルディの演奏においてスカラ座の右に出るものはない。

 

スカラ座の声とオケの素晴らしさに加え、ソリストの大健闘が光っている。ソリストについては、ガランチャが秀逸。一頭を抜く出来である。彼女の歌唱を聴けば、この曲においてメゾのソリストが如何に要の役目を果たしているか再認識できるはずだ。その他の歌手陣は美点もあったが、総じて無難な出来と言えよう。カウフマンとパーぺは、本質的にヴェルディ向きではない(すなわち、声質が合っていない)ように見受けたが、優れた持ち声を真摯に聴かせている。これに限ったことではないが、これが商業用録音の宿命であり、これはこれで充分な聴き応えであった。2012年からスカラ座の音楽監督に就任したバレンボイムのもと、全演奏者がひとつになって奏でた感動の名演だ。

 

 

 

 
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