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ルクレツィア・ボルジア
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25日、19時よりバイエルン州立歌劇場でドニゼッティの歌劇「ルクレツィア・ボルジア」を観る。

私にとって初めて観る作品。なんといっても今日の目玉は題名役を歌うエディタ・グルベローヴァ。
すでに映像作品(バイエルン州立歌劇場のプロダクション)とCDを聴いて、その凄まじい音楽への対峙ぶりを聴かせてくれているから、実演に大いに期待ができるというもの。この公演のチケット、早々に完売したというから、観客の期待の高さが伺える。

開演前、すでに幕が開いている舞台には、出演者らしき人がスタンバっている。明かりが落ちるとすぐに演奏が始まった。どうやら指揮者もスタンバっていたようだ。

このルクレツィア・ボルジアは実在する人物で、政治に翻弄された波乱万丈な人生を歩んだ女性。その数奇な人生を演じるのにグルベローヴァはこれだけの人生経験を必要としたのだろう。なぜなら今から15年前に、音楽雑誌のインタビューをアレンジした時、実際の現場で彼女はこう言ったのであった。「私が60歳になって、まだ声が残っていたら、「ノルマ」に挑戦してみたいと思います。(中略)「ノルマ」を歌ってもまだ声を失ってなければ、私は「ルクレツィア・ボルジア」に挑戦したいと思っているのです。これは私の夢のようなものです。」と。

そして2006年に「ノルマ」を見事に成功させ、2009年に彼女の夢であった「ルクレツィア・ボルジア」で大喝采を浴びた彼女の、今や十八番のひとつに挙げられる作品となったのであった。

グルベローヴァの迫真の演技と歌唱は他の追随を許さない。このオペラでは、邪魔者を暗殺していく冷酷な女である一面と、離ればなれになっていた息子ジェンナーロを愛する母親という複雑な二面性を見事に演じきっている。このところ散見する歌唱の不安定さも、当夜に限っては全く感じさせなかった。

他の出演者たちもおおかた合格点を付けられる出来。特筆すべきはルクレツィアの息子、ジェンナーロ役を歌ったパヴォル・ブレスリク。スロヴァキア生まれだから、グルベローヴァとは同郷となる彼の伸びやかで艶のある声は素晴らしかった。まだ若い歌手だが、将来が期待できる人だ。彼を聴くことが出来たのも最大の収穫のひとつだった。

グルベローヴァの話によると、彼女の初役のオペラを今準備中で、近々われわれの前でお披露目してくれるらしい。今秋のバイエルン州立歌劇場での「ロベルト・デヴェリュー」とオペラ・アリアのコンサート、来年のウィーン国立歌劇場での「アンナ・ボレーナ」で来日し、初役にも挑戦する「タフネス」グルベローヴァに「引退」のふた文字は当分やって来ないことを確信しながら宿に戻った。
| コンサートレビュー | 15:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | 昨年の記事
関西二期会の『つばめ』

関西二期会 プッチ−ニ:歌劇『つばめ』を観る

 




関西歌劇界の雄、関西二期会が、日本はもとより世界的にも上演機会の珍しい、プッチーニの「つばめ」を取り上げると聞いて、駆けつけることにした(5月28、29日 尼崎・アルカイックホ−ル)。管弦楽は大阪交響楽団、指揮は先ほど同オケの常任指揮者に就任した寺岡清高、演出は中村敬一。

 

このオペラ、少々複雑な成立過程を経ていて、最初はウィーンから「陽気でしかも感傷的な」オペレッタの作曲を依頼され、プッチーニ本人は乗り気でなたったため一度は断るものの、度重なる要請に渋々承諾したのだった(これにはプッチーニとリコルディ社の抜き差しならぬ関係も背景にあった)。しかしながらプッチーニにはこの作品をオペレッタに仕上げる気はなかったのか、それともウィ−ン的オペレッタにし切れなかったのかは定かでないが、あわやお蔵入り寸前まで行きかけたところで台本作者のアダーミの献身的努力により作品完成を見たのであった。ところが完成間近になって第一次世界大戦が勃発し、イタリアとオーストリアは交戦国となり、さらに出版元の問題も絡んで、初演は大幅に遅れた。

 

1917年3月27日にモンテカルロでようやく初演にこぎつけ、その後ボローニャとミラノでも上演、観客の評判は良かったものの、批評は芳しくなく、プッチーニは改訂を決意する。第2稿の初演は1920年4月にイタリアのパレルモで、そして同年10月にはようやくウィーンのフォルクスオーパーでの上演が実現するものの、プッチーニはまだ仕上がりに満足できず、更なる改作を実施、第3稿ではエンディングがイタリア・オペラ独特の劇的展開の結末に改められた。しかしながら上演機会を失った作品の運命は悲惨なもので、プッチーニの生前にはついに日の目を見ず、おまけに第二次世界大戦中の爆撃でその大部分が焼失してしまうという数奇な運命をたどった『悲運のオペラ』である。

 

このオペラは「椿姫」のようであり、「マノン・レスコー」のようでもあり、「ボエ−ム」の要素もあり、またある意味では「こうもり」のようでもある。そういった部分がこの作品をあいまいな印象にさせている部分は否めない。その上、これっ、といった有名な旋律が第1幕でマグダが歌う『ドレッタの美しい夢』だけしかなく、プッチ−ニらしいドラマティックな音楽でないのも特徴的だが、逆に何度も顔を出す美しいメロディ−が印象に残る、いやはや何とも不思議な作品でもある。

 

音楽面においては、寺岡清高指揮の大阪交響楽団は全体的にとても手堅い演奏で、大阪響のサウンドも安定感があり、演奏技術も高く、精緻なアンサンブルを聴かせてくれた。寺岡は、これが日本でのオペラ・デビュ−となったわけだが、これまでの欧州での経験を生かした指揮ぶりに感心した。ただ惜しまれるのは、第1幕の途中までがぎこちなかったこと。テンポとダイナミクスにもうひと回り大きく思い切った揺らぎと遊びが欲しかったなと思ったが、これもまた楽譜上の困難なところなのかもしれない。第1幕後半からはきっちりしまった演奏だっただけに余計に悔やまれるところだ。

 

歌手陣は両日聴いて、2日目の方が総じて安定していた。その中でも特筆すべきは、2日目のタイトルロ−ルのマグダを歌った上村智恵。この日が同歌劇団オペラデビュ−となったのだが、彼女の伸びのある艶やかな声は一聴に値する。マグダが持つある意味気だるい雰囲気と、彼女が持ち合わせている天賦の「賢さ」とを表現していた。これからが期待できるソプラノだ。それとリゼットを歌ったふたり(28日は四方典子、29日は日紫喜恵美)。四方は若さを前面に出した演技でキュ−トに役柄を演じ、一方日紫喜は貫録の演技と歌を披露してくれた。両者とも対称的ではあるが、それぞれに持ち味を出しきった舞台だった。

 

演出陣(演出:中村敬一、舞台美術:増田寿子、照明:原中治美)はオーソドックスだけど雰囲気があるものとなった。装置については会場(尼崎・アルカイックホ−ル)が横長に広い空間だけに散漫になってしまうきらいはあるが、それを効果的に工夫して最小限に食い止めていた。だが場合によっては間口を思い切って絞るなどをしてみても良かったかも。照明はひとつ残念だったのが、第3幕のニ−スの海岸の場面で、海の色と背景の景色があまり変わらなかったこと。大胆にすれば、マグダの心理が変わっていくごとに照明を工夫してほしかった。例えば、彼女が過去に苦しむところで暗雲が垂れこめてくるとか、エンディングで黄昏てくる(実際には夕焼けのようになってちょっとはやっていたようだが)とか、方法があると思う。そういった意味では第2幕のマグダ(ここでは変装してポ−レットと名乗る)とルッジェ−ロの出会いの場面で、ふたり以外の時間がすべて止まったのは良いアイディアだったと思う。演出面でひとつ残念なのは第1幕のプルニエが『ドレッタの夢』を披露するシ−ンで、リゼットが全く姿を見せなかったところ。その後のプルニエとリゼットの関係から考えても、この『ドレッタ』という架空の女性はリゼットということになるから、そこでの演出面でのふたりの心理描写があると、もっと奥深い舞台になると思われるのだが・・・。

 

 

| コンサートレビュー | 15:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | 昨年の記事
大阪交響楽団第65回名曲コンサ−トを聴く

大阪交響楽団第65回名曲コンサ−トを聴く

 





このところ心境著しい大阪交響楽団の第65回名曲コンサ−トを聴く(2月26日 大阪:ザ・シンフォニ−ホ−ル)。指揮は当団正指揮者の寺岡清高、ソリストはピアノのイリーナ・メジューエワ。

 

演奏されたのはシューマンの歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲とピアノ協奏曲。それにブラームスの交響曲第3番というプログラム。このふたり、共にドイツ・ロマン派の巨匠であるとともに、美貌と作曲やピアノなど音楽的才能にも恵まれた女性、クララ・シュ−マンをめぐる、ある意味の『恋敵』としても知られるほどである。そういった音楽史上の『伏線』のある、プログラミングだ。

 




序曲とブラームスは、典型的なドイツ・ロマン派の重厚な音楽を聴かせていた。このところベ−ト−ヴェン、ブラ−ムス、マ−ラ−といった、いわゆる『ウィ−ンの音楽家』の作品を集中的に取り上げている寺岡の紡ぎ出す音楽は、極めてオーソドックスな正統派の表現、重心の低いどっしりとした響きで、最近流行りの小ざっぱりとまとまった(決していい意味ではない!)音楽でなく、むしろ一見不器用で武骨ながらしっかりとした構成で、私から見ると「これぞドイツ音楽!」という演奏をしてくれる。大阪交響楽団も先ほど指摘したように、一見(一聴)するとなにかガサツに聴こえてしまいがちではあるものの、寺岡の作品解釈の意図を汲みながら見事に応えている。今、寺岡とオ−ケストラとの相性の良さを非常に感じさせてくれる演奏だ。

 

ピアノ協奏曲は、そもそもが『地味な』曲であり、ある意味『とりとめのない』ところを持っているのだが、メジューエワの構築力のあるピアノ・ソロにオ−ケストラが要所要所に締りを見せていた。ニュアンス豊かな曲調ではメジューエワの本領を発揮して、デリケートな表情の変化を紡ぎ出し、抒情的な演奏を聴かせてくれた。このコンビでベ−ト−ヴェンのピアノ協奏曲をぜひ聴いてみたいという気持ちになりながら、シンフォニ−ホ−ルを後にした。




公演迫る!!

大阪交響楽団の「Let‘sダンシング」

西条と西予で今週末開催!

 

近年、心境著しい大阪のオ−ケストラ、大阪交響楽団が今週末に西条(3月5日)と西予(3月6日)、愛媛で2公演を開催。公演名も『大阪交響楽団の Let‘s ダンシング』というタイトルで行なわれる。指揮は大阪交響楽団正指揮者の寺岡 清高、ソリストは林 澄子(ピアノ)、ナビゲ−タ−にらくさぶろうという出演者たちだ。

 

「Let‘sダンシング」というタイトルのとおり、この日の演奏曲目はすべてが舞曲や踊りのための音楽、あるいは舞曲形式の音楽ばかりだというのが特徴だ。思わず踊りだしたくなるような、躍動感いっぱいのコンサ−トになることは請け合いで、関西では非常に人気の高い大阪交響楽団お得意のプログラムである。

 





指揮の寺岡 清高は、
ウィーン国立音楽大学で指揮を学び、ジャンルイジ・ジェルメッティヨルマ・パヌラネーメ・ヤルヴィカルロ・マリア・ジュリーニら世界的な指揮者のアシスタントとしてロンドン・コヴェントガーデン・オペラミュンヘン・フィルローマ・サンタチェチーリア管などで研鑚を積み、1996年プロコフィエフ国際指揮者コンクール第3位。2000年ミトロプーロス国際指揮者コンクール優勝。これまでにヴェニスのフェニーチェ歌劇場管、サンクト・ペテルブルグ・フィル、オランダ放送管、モスクワ室内管、ウィーン室内管イタリア・パドヴァ管、フランス国立ロワール交響楽団、ブラジル・ポルトアレグレ交響楽団、イギリス室内管、ラトヴィア国立交響楽団を始め、イタリア、オ−ストリアを中心にヨーロッパ各国のオーケストラへ客演。日本では大阪シンフォニカー交響楽団を指揮してデビュー後、新日本フィル、東京シティ・フィル、関西フィル、九州交響楽団等を指揮している。ウィーン在住の寺岡は、ウィンナ・ワルツの数々をいかに優雅に聴かせてくれるだろうか。そしてオペラやバレエの経験も豊かな彼が、どのようにそのような作品を聴かせてくれるかが注目だ。

 





ソリストの林は、
パリ・エコールノルマル音楽院ピアノ専攻および室内楽専攻を最優秀で卒業。在学中から演奏活動を開始し、アルベール・ルーセル国際コンクールで室内楽賞受賞。ブ−ケ(南フランス・プロヴァンス)で開かれた「ヴァイオリンとピアノによるデュオリサイタル」の演奏成果により“ブ−ケ名誉賞”を受賞している。これまでに、パリ(サル・コルト−、サン・メリ教会、オランジュリ−・ドゥ・バガテル)、トゥ−ル−ズ、ニ−ム、トゥルニュス、リヨン、東京、大阪、京都、松山、福岡などフランスと日本を中心に各地でリサイタルを行い、ヴァイオリン界最後の巨匠のひとりであるイヴリ−・ギトリスアナスタシア・チェヴォタリョーワ(94年チャイコフスキー国際コンクール最高位)ライナ−・ホ−ネックウィ−ンフィルコンサ−トマスタ−)、エルンスト・オッテンザマ−ウィ−ンフィル首席クラリネット奏者)、ウィリ−・シュヴァイガ−ザルツブルク・モ−ツァルテウム管ソロ・ホルン奏者)らそうそうたる顔ぶれと共演。東南アジア諸国駐在ドイツ大使館等(ミャンマ−、タイなど)の主催による室内楽ツア−に出演するなど現在、ヨ−ロッパと日本を拠点に活動を行っているア−ティストだその林が、モ−ツァルトの最も愛らしい作品のひとつ、「ピアノとオーケストラのためのロンド ニ長調」を聴かせてくれるのが楽しみだ。

 

そしてなんといってもこの公演、入場料が一般3,000円、小・中・高生はなんと1,500円!(当日は各500円増)で聴けることだ。オ−ケストラの演奏会がこの低価格というのには訳があって、この公演は『宝くじ文化公演』として、宝くじの収益金の一部を利用して、ひろく文化の普及のために行われている事業なのだ。こんなにも低価格で本物の音楽を聴けるこの機会にぜひ体験していただきたい。そして最後になったが、ナビゲ−タ−(司会進行)のらくさぶろうの軽妙なト−クで進めてくれることは言うまでもない。

 



 

ただいまチケット絶賛発売中!

弊社でも取り扱いをしております。

 

宝くじ文化公演

大阪交響楽団の「Let’s ダンシング」

 

管弦楽:大阪交響楽団

指揮:寺岡 清高(大阪交響楽団正指揮者)

ピアノ:林 澄子

ナビゲ−タ−:らくさぶろう

 

曲目

J.シュトラウス供Т邁侶燹屬海Δ發蝓彌曲

ヨハン&ヨ−ゼフ・シュトラウス:ピチカ−トポルカ

J.シュトラウス供Д櫂襯「狩」

モ−ツァルト:ピアノと管弦楽のためのロンド ニ長調 K.382

ショパン:マズルカ(ピアノ・ソロ)

J.シュトラウス供Д錺襯帖崕佞寮次

チャイコフスキ−:歌劇「エフゲニ−・オネ−ギン」より“ポロネ−ズ”

ボッケリ−ニ:メヌエット

レスピ−ギ:古代舞曲とアリア第3組曲より“ シチリア−ナ”

ブラ−ムス:ハンガリ−舞曲第5番

ドヴォルザ−ク:スラブ舞曲第8番

チャイコフスキ−:バレエ音楽「くるみ割り人形」より“花のワルツ”

 

西条公演

2011年3月5日() 13時30分開演

(13時開場、15時30分終演予定)

西条市総合文化会館大ホ−ル

 

西予公演

2011年3月6日() 14時開演

(13時30分開場、16時終演予定)

西予市宇和文化会館大ホ−ル

 

入場料一般3,000円、高校生以下1,500 (全席指定 当日各500円増)

 

問合せ

西条市総合文化会館 (0897)53−5500(西条公演)

西予市宇和文化会館 (0894)62−6111(西予公演)

 

弊社でも取り扱いをしております

オフィスアルカディア (089)947−4752

 

 

 

いよいよ最終章!

イリ−ナ・メジュ−エワ ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲演奏会

1回券好評発売中! 

 




ロシアの美人ピアニスト、イリ−ナ・メジュ−エワさんが2010年から2年間、全8回にわたってベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会を松山で開催中です。残すところあと2回となったこのツィクルス、いよいよ最終章となりました。《月光》(第7回)、後期3大ソナタ(第8回)と聴きどころいっぱいです。ぜひ会場でベ−ト−ヴェンの神髄に触れてみませんか。1回券好評発売中です。

 

 

後 期

第7回 2011年10月20日() 19時

ピアノソナタ第13番変ホ長調 op.27-1/同第14番 嬰ハ短調 op.27-2 《月光》/同第18番 変ホ長調 op.31-3/同第27番 ホ短調 op.90

 

第8回 2011年10月26日() 19時

ピアノソナタ第30番ホ長調 op.109/同第31番 変イ長調 op.110/同第32番ハ短調 op.111

 

会場:乗松巌記念館エスパス21(各回とも)

 

入 場 料

1回券(各回とも) 3,500円

(以上、全席自由 消費税込み)

 

プレイガイド

 

乗松巌記念館エスパス21(089)934-3621

マツヤマ楽器(089933-4148

いよてつ眦膕亜089948-2727

まるいレコード(089945-0133

ヤマハ松山店(089934-7005

一色楽器(089941-8034

 

お問合せ・お申込み

オフィスアルカディア (089947-4752(*)

 

 

前 期

第1回 2010年 5月21日() 19時 =終了いたしました

ピアノソナタ第1番 ヘ短調 op.2-1/同第6番 ヘ長調 op.10-2/同第24番 嬰ヘ長調 op.78/同第25番 ト長調 op.79/同第23番 ヘ短調 op.57 《熱情》

 

第2回 2010年 5月26日() 19時 =終了いたしました

ピアノソナタ第2番 イ長調 op.2-2/同第5番 ハ短調 op.10-1/同第19番 ト短調 op.49-1/同第20番 ト長調 op.49-2/同第21番 ハ長調 op.53 《ワルトシュタイン》

 

第3回 2010年 9月23日(木) 14時 =終了いたしました

ピアノソナタ第9番 ホ長調 op.14-1/同第3番ハ長調 op.2-3/同第11番 変ロ長調 op.22/同第26番変ホ長調 op.81a 《告別》

 

第4回 2010年 9月29日(水) 19時 =終了いたしました

ピアノソナタ第4番 変ホ長調 op.7/同第22番ヘ長調 op.54/同第16番 ト長調 op.31-1/同第17番ニ短調 op.31-2 《テンペスト》

 

 

後 期

第5回 2011年 2月10日() 19時 =終了いたしました

ピアノソナタ第7番 ニ長調 op.10-3/同第8番ハ短調 op.13 《悲愴》/同第12番 変イ長調 op.26/同第28番 イ長調 op.101

 

第6回 2011年 2月16日() 19時 =終了いたしました

ピアノソナタ第10番 ト長調 op.14-2/同第15番ニ長調 op.28 《田園》/同第29番 変ロ長調 op.106 《ハンマークラヴィーア》

 

| コンサートレビュー | 13:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | 昨年の記事
グルベローヴァの「ノルマ」
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9日、19時30分より今回最後の演目である、ベッリーニの歌劇「ノルマ」(演奏会形式)を祝祭大劇場で聴く。指揮は、フリードリヒ・ハイダー、管弦楽はカメラータ・ザルツブルク。

グルベローヴァは、かれこれ20年ほどザルツブルク音楽祭に出演しなかったのだが、今回晴れて復帰を果たしたのだ!(しかしながら2012年以降は、現チューリッヒ歌劇場総監督の、アレキサンダー・ペレイラが転出して来るので、また出なくなるだろう)

エディタの「ノルマ」は、これまでに2003年(東京)、2004年(バーデン・バーデン)、2005年(ウィーン国立歌劇場、彼女のデビュー35年の記念上演)、そして2006年のミュンヘン(バイエルン州立歌劇場)での初めての舞台上演を経験していて、いつも感激させられている。

演奏は非常に良かった。ハイダーの指揮は、日頃まったくオペラを演奏しないこのオーケストラを上手くまとめていた。

歌手で特筆すべきは、アダルジーザ役のジョイス・ディドナード。声も歌唱スタイルもしっかりとしていて、「ライバル」役にはもってこいだ。

注目のエディタは、最近出来不出来に差があると聞いていたが、当夜は良かった方だと思う。しかしながら、以前の「完璧」な歌唱には及ばず(もちろん、それを補ってあまりあるほどの表現力はバツグン!)、一抹の寂しさを感じずにはいられないコンサートであった。

エディタも今年で64歳、この歳までコロラトゥーラ・ソプラノの第一人者として活躍できることが奇跡のような存在であって、彼女の歌をできるだけ多く体験することが、私たちにできる至福の時なのだろうと思いながら、ザルツブルク滞在最後の夜を過ごした。
| コンサートレビュー | 08:48 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
エレクトラ( プレミエ)
8日、20時より祝祭大劇場にて、リヒャルト・シュトラウスの楽劇「エレクトラ」のプレミエを観る。

指揮は、ダニエレ・ガッティ、演出はニコラウス・レーンホフ。

開演前の祝祭大劇場は、政財界の大物や、文化人などが多数到着、彼らを待ち受ける取材陣相まって、会場前の道路はごった返し、この夏一番の華やかな雰囲気が漂っていた。

レーンホフの演出については何もやってない。特にエレクトラとオレストとの再会の場面は、シュトラウスが音楽共々最高のシーンを用意しているにもかかわらず、まるでやる気なし!レーンホフ、才能が枯渇したのか?

音楽については充分に堪能できた。ガッティは、オーケストラをフルに鳴らし、やや遅めのテンポで肉厚な響きを出している。多少ドライブがかかりすぎの感はあったものの、シュトラウス本来の音楽は妨げていない。私がこれまでで祝祭大劇場で聴いたどの公演よりも、オーケストラがなっていた。当夜の最大の功労者は、ガッティとウィーンフィルだ!

歌手も概ね好評価。特に題名役のテオリン、約2時間ちかくずっと舞台に出ずっぱりの上に、大音量のオーケストラ相手にただひとり闘い続ける難役だが、始めこそ喉が暖まってなかったのか、幾分声の通りが悪く、心配したが、クリテムネストラとの対決シーンくらいからギアチェンジして、見事に歌いきった。カーテンコールでも一番の拍手と歓声を受けたのは言うまでもない。
| コンサートレビュー | 22:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
シャイー指揮/ ウィーンフィル
8日、11時より祝祭大劇場にて、リッカルド・シャイー指揮/ウィーンフィルの演奏会を聴く。

曲目は、リームの独奏ヴァイオリンと管弦楽のための音楽と、ブルックナーの交響曲第4番。ヴァイオリン独奏は、アンネ・ソフィー・ムター。

前半のリームは小規模のオーケストラ(第1、第2ヴァイオリン各1名、ヴィオラとチェロ各4名、コントラバス2名、管楽器が2管編成)というもの。で、終始神秘的な響き。

かわって後半は、終始早めのテンポで、よく言えばスポーティーで筋肉質な引き締まったブルックナー。個人的には好きではないが、演奏の質から言えば、6日のワールド・オーケストラ・フォー・ピースよりも格段の出来(当たり前!)。
| コンサートレビュー | 23:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
A.ハルテロス歌曲の夕べ
7日、20時30分よりモーツァルト劇場で、アーニャ・ハルテロスのリーダー・アーベント(歌曲の夕べ)を聴く。ピアノはウォルフラム・リーガー。

曲目はシューベルト(7曲)、ウォルフ(5曲)が前半で、後半はブラームス(5曲)とリヒャルト・シュトラウス(5曲)というもの。

ハルテロスは、声量豊かなしっかりとした歌を歌う人で、当夜のプログラムもちょっと渋いにもかかわらず、よく聴かせていたと思う。

残念なことに今年のザルツブルク音楽祭の「歌曲の夕べ」に登場する歌手の中で、彼女が最も知名度がなかったのか、お客さんの入りがもうひとつだったのだが、最後にはスタンディングになるほどの熱狂的な拍手で閉じられたリサイタルであった。
| コンサートレビュー | 16:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
第2回モーツァルト・マチネ
7日、11時よりモーツァルテウムで、マレク・ミンコフスキ指揮/ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団による「第2回 モーツァルト・マチネ」を聴く。曲目はすべてモーツァルトで、前半は歌劇「皇帝ティトゥスの慈悲」と歌劇「劇場支配人」序曲、それにコンサートアリアが3曲(順不同)。後半が交響曲第38番「プラハ」。

ミンコフスキはここでも古楽奏法を採り入れており、楽団員の一部には古楽器を使用しているものもいたほどだ。

前半のコンサートアリアを歌ったのが、ロシアの若手ソプラノのユリア・レツェネヴァ。どうやら初共演以来、ミンコフスキのお気に入りらしい。将来に期待の持てる新人だ。

後半の「プラハ」交響曲、繰り返しを徹底してやったので、「大交響曲」となった。所々アンサンブルの乱れがあったのが残念だが、聞くところによると、同時に上演準備が進められている「ロメオとジュリエット」との練習スケジュールの都合で、水曜日にゲネプロというから致し方ないところ。
| コンサートレビュー | 23:52 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ゲルギエフのマーラー第4&5 番
6日、20時30分より祝祭大劇場で、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮/ワールド・オーケストラ・フォー・ピースの演奏会を聴く。曲目はマーラーの交響曲第4番と第5番という豪華でヘビーなプログラム。

このオーケストラ、1995年に戦後50周年を記念して国連が提唱し、指揮者のショルティが呼び掛け人になって世界各地から集まったオーケストラメンバーによる(そういえば当時そんなCDも発売された)いわゆる「寄せ集めオーケストラ」であり、97年にショルティが亡くなった後も活動は継続していて、今年が発足15年で、しかもザルツブルク音楽祭が創設90年にあたることから今回の登場と相成ったのである。

演奏はというと、いわゆる「寄せ集めオーケストラ」の限界をまざまざと感じた。ルツェルン祝祭管やサイトウ・キネン・オーケストラもそうであるが、「オールスター戦」はいわば「お祭り」であって「音楽」ではない。こんなバカげた企画に大枚はたいた私がバカだったということか。それにしても終演が23時20分、終演後に食事をするところを探すのにひと苦労した。音楽祭当局ももう少し開演時間やプログラムを考えるべきだ!
| コンサートレビュー | 20:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
リームの新作「ディオニソス」
5日、20時よりモーツァルト劇場で現代作曲家、ウォルフガング・リームの新作オペラ「ディオニソス」を観る。

このオペラ、ザルツブルク音楽祭とアムステルダムのネーデルランド・オペラ、ベルリン州立歌劇場の共同委嘱作品で、この夏の最大の話題のひとつとして、7月27日に世界初演されたばかり。

「オペラ・ファンタジー」との副題のあるとおり、ニーチェの同名の幻想的な詩を叩き台として、リームが自ら台本も手掛けた作品である。

曲はいかにも現代音楽って感じだが、内的精神性を感じる。「N」という役(どうやらニーチェ?)が主人公なのだが、影の主役は第1高音ソプラノ/アリアドネ役といったところか。

指揮のメッツマッハーは、作品を完全に手中におさめて、リームの音楽を表現しきっていた。逆に演出のアウディは、リームの作品を正しく理解していないようだ。リームのこのオペラに込められた内的精神性(言い換えればニーチェ的な、一般的に理解が困難な世界)を、ただの具現化したファンタジーの世界としてしか舞台上に表現できなかったのはいかがなものか。

歌手は概ね良い。特筆すべきは「影の主役」とも言うべき、第1高音ソプラノ/アリアドネ役のモーニャ・エルドマン。彼女がキャスティングされていなければ、リームはこの役に果たしてここまでの音楽をつけただろうか、というほど彼女を想定して書かれていることが明白だ。聞くところによると、彼女は現代作曲家からの絶大なる信頼を勝ち得ているとのことで、彼らはこぞって彼女のために作曲しているとのこと。その信頼感と安定感が舞台上に現れていた。

この作品、総じて言うなれば良い部類に入ると思われるが、演出だけは替えて上演すればより本質に近いものになるだろう。例えばニーチェ的な「内的精神性」
(または一般的に理解が困難な世界)を西洋文化との対立軸である東洋文化に置き換えるのはいかがか? そういった意味では、ロバート・ウィルソンに演出させてみると面白いのではないかと思った。
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